心臓に水が溜まる要因って何だと思いますか。原因となるのは主に2つの病気とされています。今回は、心臓に水が溜まる原因となる病気の症状、そして治療法をお伝えしていきます。この症状、特に高齢者の方は要注意です!!

心臓に水が溜まる

肺に水が溜まるという症状は皆さん聞いた事があるのではないでしょうか?
高齢者の方は杯水がたまりやすく、常に気を付けておく必要があります。

ですが、ほかの臓器にも水が溜まることがあるのをご存知でしょうか?
それは・・・

心臓

です。
心臓に水が溜まる原因となっている病気やその症状、そして治療法について解説していきます。

心臓に水が溜まる?

肺に水が溜まる

これは、どこかで耳にしたことがある方も多いと思います。
特に高齢者の方にとっては身近な、そして危険な症状でもあるためよく注意しておく必要があります。

ですが、肺よりもさらに危ない場所に水が溜まる場合があるのをご存知でしょうか?
それは・・・なんと心臓なんです!!

私たちの命の根源ともいうべき心臓にも、肺と同様に水が溜まってしまう恐れがあるというのです。

水が溜まる原因となる病気2つ

とはいえ、普通に生活を送っているれば心臓に水が溜まるようなことはまずありません。
・・・そんな頻繁に起きていたら、みんなの心臓が水浸しになってしまいますし(-_-;)

では、どういった時にその症状が起こるのでしょうか?
その原因は、主に2つの病気に隠されています。その病気とは

心不全

心タンポナーゼ

です。

心不全は聞いたことがあるでしょうが、心タンポナーゼに関しては耳にしたことがない方も多いでしょう。
一体どういった病気なのか、その症状についても詳しく見ていきます。

心タンポナーゼ

実は、心臓の周りには、心臓を包むように袋状の膜が存在しています。
この膜のことを心嚢、あるいは心膜と呼びます。

心臓と心膜の間に血液や心嚢液という液体が流れ込み、心臓の鼓動が阻害されている状態心タンポナーゼと呼びます。
心タンポナーゼの状態にあるとき、病院では患者に簡単に説明するために

心臓に水が溜まっている

と説明するそうです。
ですので、ここでいう水とは私たちが普段から飲んでいるような水ではなく、血液や心嚢液といった体内で作られた液体のことを指しています。

主な自覚症状としては、

 

  • 首の欠陥のふくらみ
  • 胸の圧迫感
  • 血圧低下
  • 頻脈
  • 体重減少
  • 食欲不振
  • 胸の痛み

 

があげられます。
心タンポナーゼはひどい場合ショック状態に陥ってしまう、最悪そのまま心肺停止といったことにもなりかねない恐ろしい病気です。

主な原因としては、

  • 急性大動脈解離
  • 胸部の外傷
  • 心筋炎
  • 心膜炎
  • 心筋梗塞

等があげられます。
とくに胸部の外傷に関しては、胸を強く打った直後には気づかなくてもその時点で徐々に血液や心膜と心臓の間に漏れ始めていることも・・・

しばらく時間がたってから突然胸の痛みが襲ってきてそのまま意識消失に陥ってしまうこともあるのです。

治療は、基本的に手術によって行われます。

  • 心嚢に針を刺して溜まった液体を取り出す心嚢穿刺
  • 開胸手術

等があります。
心臓という大変重要な部位を扱うことになりますので、当然入院しての手術となります。

心不全

心不全とは、その名の通り心臓の機能が不全状態にあるということです。

心臓の一番の役割は、体中に血液を送るポンプとしての役割です。
ですが、心不全になるとこのポンプ機能が弱まり血液が体中に行きわたらなくなってしまうのです。

心不全は、実は様々な要因で発症してしまう病気です。
例を挙げると

  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 高血圧
  • 貧血

等です。
心臓の病気や、血液に関連した症状が引き金となるケースが最も多いとされています。

心筋梗塞や狭心症といった心臓に関連する病気はその悪影響がダイレクトに表れてしまい、心臓の機能が低下。
それにより心不全を引き起こしてしまうのです。

高血圧は心臓に負担をかけている状態のため、無理な過負荷がかかった状態に・・・

また、貧血は血液の酸素を運ぶ機能が低下した状態です。
そのため、心臓は酸素供給量を増やすため血液の循環を早めようといつも以上に心拍数を上げて無理をしなければいけなくなってしまいます。

このように高血圧・貧血であっても心臓への負担をかけてしまっており、結果として心不全のリスク要因となりえるのです。

病院などで、心不全患者の方は

心臓に水が溜まっている

と告げられるそうです。
ただ、この場合はお医者さんは混乱を避けるためにこのように言っていますが、実際は

心不全になると心臓に水が溜まる

ではなく、

心臓に水が溜まったから心不全になった

という方が正しいようです。
ちなみに、この場合の水も先ほどの心タンポナーゼと同じく心臓と心嚢の間に血液などの液体が溜まっている状態を表しています。

心不全治療は主に

  • 外科手術
  • 心不全の要因となっている生活習慣の改善
  • 服薬治療

の3つに分けられます。
どれも心不全完治には欠かせない要素ですので、お医者さんの指示をしっかりと聞き、それに従って行動するよう心がけましょう。

心不全になる原因の一つには、野菜不足が挙げられます。
この野菜不足は、同時に高血圧や心筋梗塞と言った血管・心臓の病気を引き起こす要因としても注目を集めています。

現代人なら、多かれ少なかれ誰しもが抱えている野菜不足という問題。
解消したい方は、こちらの記事に目を通してみて下さい。

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高齢者は要注意

いかがだったでしょうか?
今回は心臓に水が溜まる原因となる病気やその症状、治療法などについてお伝えしました。

この心臓に水が溜まるという症状、実は若者よりも高齢者の方がなりやすいとされています。
心タンポナーゼの原因の一つである胸部の外傷は、高齢者の場合若者では気にしないような軽い衝撃でさえ危険となりえるのです。

若いうちは胸に死亡や筋肉があるため、多少の衝撃はそれらが吸収してくれます。
しかし、年を取ると筋肉や脂肪が取れ、更に心臓付近を守っている骨ももろくなっています。

この状態では、わずかな衝撃であっても心臓にとっては致命的ダメージにもなりえてしまうのです。
実際、転んだ際に胸を打ったのが原因で心タンポナーゼを発症したという事例も存在しています。

勿論、高齢者の方に限ったわけではないのですが、その中でも特に高齢者の方は外傷による心タンポナーゼ発症、そして心臓に水が溜まるリスクが大きいということを理解しておいてもらえたらなと思います。

幸い、病院にてエコー検査などを行えば発見はそこまで難しくないそうです。

胸を強打した後に、先ほど紹介した自覚症状を感じた場合にはぜひ一度病院を受診してみてくださいね。

 

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