先日の意味や使い方について紹介していきます。あなたは、先日を言う言葉を何日までの間使っているでしょうか?一体いつまで【先日】と呼ぶのか、例文で使い方を見ながら詳しく解説していきます!

先日の意味、もしかして間違って使っていませんか?
アナタが思っている先日・・・本当に、正しく使えていますでしょうか?

過去のことを指す言葉の一つ【先日】。
やや丁寧な言葉ではありますが、会話の中でも用いることが出来るためビジネスシーンや上司との会話などでも活躍するこの言葉となっています。

・・・ところであなたは、この先日、一体いつまでを指す言葉だと考えていますか?

 

  • 昨日
  • 先月
  • 半年前

 

どれも過去のことではありますが、この全てが先日を使って表現するかというと・・・どうやら少し違うようです。

 

今回は、正しい先月の意味とその使い方を紹介していきます。
先日とは、一体何日前までを指すのでしょうか?

 

記事は下に続きます。

先日の意味とは!何日前まで使えるの?

今回は、先日の意味一体何日前まで使えるのかという疑問の回答についてお話していきます。
まず最初に、辞書にて先日の意味から調べてみました。

 

 

と、ありますがこれだと明確な期日、期間が表されていないんですね。

もう少し調べてみると・・・

 

【昨日から一か月くらい前】

【一か月前か二か月前】

 

といった記述も発見しました。
二か月前もギリギリは入りそうなんですが・・・半年・一年前ともなると、どうやら先日は使えないようです(^_^;)

 

先日は明確に何日前までとは辞書にも記されていない言葉です。
しかし、一般的に疲れているのを見聞きする限りでは、

 

数日前~長くて1ヶ月ほど前

 

を指す言葉となっています。

では、一年前に適した言葉は一体なんでしょうか?
それは

 

去年

昨年

 

です。
これは簡単ですね(^^)

とてもなじみのある言葉です。
ですが、先日を意識しすぎてしまうと、この盲点にハマってしまうことがあるので要注意です(^_^;)

 

では、二か月より前ならどう言えばいいのでしょう?
仕事先や、目上の方にお礼状を出すときなど

 

「二か月前はありがとうございました」

 

では、なんとも味気ないですね。

 

この場合に、上手に使える言葉が一つあります。
それは・・・【その節は】です。

 

「その節はありがとうございました」

 

と書いて、二・三か月前の出来事をさらりと表現できると、あなたのスマートさが相手に嫌味なく伝わってとっても感じが良いですね(^^)

 

  • 先日
  • その節は
  • 去年(昨年)

 

あなたが言いたい日にちが、一体どれくらいの期間前の出来事なのかによって、うまく使い分けてもらえればなと思います。

 

こうしてみていくと、日本語には過去のことを指す言葉がたくさんあるんだなと改めて思い知らされます。
・・・が、よく考えてみたら、そんなに不思議な事ではないんですよね(^^)

 

一日の夕方からの時間を表すだけでも、

 

  1. 夕方
  2. 宵の口
  3. 深夜

 

と、様々に変化していきます。
時間帯に分ける表現方法が色々あるのですから、期間を表す言葉がいろいろあっても納得ですね!

先日の由来、語源

先日とは

 

さきのひ(先の日)

 

と書きます。

 

「先の日ならば未来のことを言っているのでは?」

 

と思う方もいるようですが、先日の意味は過去を日を表しています。
一体どういった理由があるのでしょうか?

その理由は、先日の由来に隠されています( ̄ー ̄)ニヤリ

 

先日の由来ですが、まず【先】の意味はこうです。

 

  1. 相手より先に行動して先手を打つこと
  2. まず、さきに
  3. 行列の先頭

 

などの意味があります。
共通点があるようで・・・バラバラの意味ですね。

あえて言うなら、先に~の意味合いが多いと言ったところでしょうか。

 

しかし、この意味を見てしまうと、なおさら

 

「先に行くのだからやっぱり未来じゃない?」

 

と思うかもしれません(^_^;)
ですが、ここからが重要です。

 

先日の【先】には、

 

【先に物事が済んでいる】

 

つまり、既に物事を済ませてある状態になっているということです。

 

わかりやすく表現すると、1の【相手より先に行動して先手を打つこと】などが明確に理由を表しています。

もう先手を打った=終わった行動を指しているので、

 

終わったこと=過去

 

をあらわしているわけです。
2の【まず(~をする)】にしても、既に行動を起こしてしまっているので、やはり過去のこととなります。

 

こういった背景があって、先日は過去を指す言葉となっていったのです。

先にいる・行動しているからこそ、先日は過去を指す言葉である。
・・・深いですね(ーー;)

 

先日の敬語を紹介

ここで先日の敬語について紹介していきます。
先日でも使っていておかしくはないのですが、より丁寧な敬語で使いたい場合、一体どうしたらいいのでしょうか?

 

「というか、そもそも先日に敬語があるの?」

 

と思ってしまいますが、実はあるんです。
それは

 

【先般(せんぱん)】

 

です!
辞書で調べた所、意味は

 

 

と書かれています。

 

こちらもハッキリと何日前とは書かれていませんが、期間的には先日と同じくらいと言えます。

【過日】ですが、意味自体は先日とほぼ一緒です。
ただ、先日の方がやや砕けた意味合いを持っているのに比べて、 先般が公的な言葉・フォーマルな言葉になります。

より丁寧な文書・公的な文書を記述する場合には、先日よりも先般の使用がおすすめというわけですね。

 

また、

 

先日は時間をメインに据えた言葉

先般は出来事を中心にした言葉

 

という、意味的な面でも違いもあります。

 

例文としては

 

 

こちらは、【出場できない】という出来事そのものに重きをおいている文章です。
一方、

 

 

この場合【先日】という、つい最近という時間にスポットを当てているのが見て取れます。

 

敬語として使われているのか、普通の言葉として用いられているのか・・・
焦点を当てている部分の違いこそ、先日と先般を見分けるコツと言えるでしょう。

いつまでOK?使い方を例文で解説!

ここからは、例文を用いて先日の使い方を紹介していきます!

 

先日の文書は届きましたでしょうか。

 

大体一週間か二週間でしょうか?
文書を出しても相手からお返事がない場合どうなっているのか気になりますよね。

相手に聞く際に、「この前」という言葉遣いを使うと・・・なんだかちょっと子供っぽい、幼稚な文章にも思えてしまいます。

 

期間がある程度開いているときは、先日を文章に用いることで

 

「かなり待っているんですよ?」

 

という気持ちを伝えることが出来ます。

 

先日は助けていただき、本当にありがとうございました

 

この言い回しは

 

「この前は助けてくれて、ありがとうございました」

 

ともいうことができます。

しかし【この前】をつかうよりも、【先日】という方が感謝の気持ちが真摯に感じられるような気がします。
また、言葉も丁寧ですよね(^^)

 

「この前はありがとうございました」
だけでは、なんだか軽いようにも思えてしまいます(ーー;)

 

先日入院した母の体調ですが、その後どうなっているでしょうか?

 

こちらは、シンプルな使い方です。
【先日】は、相手に対して丁寧に尋ねる際にも用いることが出来ますね。

ただし当然ですが、何ヶ月も前に入院した・・・等の場合は、先日は正しくありません。
その場合は、もっとわかりやすく

 

「〇〇の家族なんですが、体調の方はその後どうなっているでしょうか?」

 

と聞くのがベストだと考えられますね。

 

先日は大変失礼いたしました

 

こちらは、直接誤りに行く場合や、文章で送る場合に使用する言葉ですね。

失礼な行為についてを謝罪するという意味なので、二・三日中、つまりできるだけ早いタイミングで出向いたり、文章を送るのが誠実な対応と言えます。

まとめ

今回は、先日の意味や使い方について紹介させていただきました。

なんとなく日々使えわれているこの【先日】というこの言葉。
調べてみるととても奥の深い言葉であって、使い方にも注意が必要なことが分かりました。

 

また、いつまで使って良いのか?という疑問にも、上手くお答えできたかなと思います。

2日以上~1ヶ月以内で使うのが、先日を用いる最もベストなタイミングと言えそうです。

 

昨日

先日

その節

昨年

 

等、過去を表す言葉は沢山ありますが、その時時に合わせて用いることが出来れば、それだけであなたは他の人よりも良識のある人だという印象を手に入れることができます。

 

 

しかし、言葉というのは使わなければ中々自分の中に定着しないのもまた事実。

【先日】を一番良く使うのは、やはり手紙かと思います。
これを機会に、たまにはメールではなく手紙を書いて友人に送ってみるのも良いかも知れませんね(^^)

もちろん、書き出しは先日は~でお願いします!

 

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