了解と承知の意味の違い

分かりました、の意思を示す言葉である

了解

承知

どちらも、同じ意味のように思えますよね。
ですが、この二つの言葉はそれぞれ意味が異なっていて、ビジネスなどその場その場に応じて使い分けも異なってくるのです。

今回は了解と承知の意味の違いや使い分け、それぞれを用いるときのマナーについて紹介していきます。
あなたが普段何気なく使っているその言葉、使うタイミングを間違えるととっても失礼なものとなってしまうかもしれませんよ。

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言葉の意味

それでは、了解と承知、二つの言葉についてみていこうと思います。
恐らく、誰しもが一度は使ったり書いたことのあるこの二つの言葉。

よく目にする割に、どちらも同じ意味の言葉程度にしか認識していないのではないでしょうか。
今回は、この二つの言葉に隠された意味や違いについて深く深く掘り下げていこうと思います。

了解の意味

まずは、了解の意味についてです。
日常生活でよく使うのはこちらの言葉ではないでしょうか?

  • 了解しました!
  • 了解、やっときます

等のように、気軽に用いられている言葉ですよね。

辞書などで意味を調べると、

  • 物事の内容や事情を理解したうえで承認する
  • 物事を理解して認めること
  • 何かを会得すること

が書いてありました。
なるほど、了解と言う言葉は理解したうえで承認すると言う意味なんですね。

相手のお願い事について内容までしっかりと把握出来た際に、「了解です」と用いるのが正解と言うわけですね。
逆に、相手の言うことの理解が不十分な場合には「了解できません」と返事をすすのが正しい活用法です。

でも、これって承知も同じ意味のような・・・

承知の意味

それでは、承知の意味についての説明です。
会社で上司からの指示を受けた際に

承知しました!!

という風に返答を行う時用いるイメージですね。
そんな承知の意味を調べてみたところ

  • 事情などを知ること、知っていること
  • 依頼・欲求などを受け入れること
  • 相手の何らかの事情を考慮して許すこと

等があげられました。
なんとなく、了解と似ているような気もしますが、若干の違いもあるように感じますね。

承知の方は、どうやら知ってさえいれば使うことができるようです。
つまり、相手の言っていることが理解できなくてもとりあえず聞いた=知っているわけですから、

承知しました

と言っても活用方法としては何も問題はないというわけです。

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了解と承知について

さて、了解と承知の意味について説明していきました。
ここから詳しい意味の違いや使い分けについて説明していくので、この時点ではなんとなく理解できていれば大丈夫です。

まずは、二つの言葉の意味の違いについてです。

意味の違い

了解と承知の意味の違い、それは、

相手の言うことを理解しているか知っているだけか

ということです!!
先ほど書いたように、相手の言うことを理解していない時『了解』を用いるなら

了解できません

と使うわけですが、承知を用いるならたとえ理解していなくても問題ないので

承知しました

と使うことができるのです。
つまり、理解している・理解していない、どっちの意味にも取れてしまうのが「承知」と言う言葉なのです。

使い分け

承知しました

それでは、了解と承知の使い分けについて次は説明していこうと思います。
この二つの使い分けですが、基本的には

了解

あるいは

了解できません

を用いておけば相手にいらぬ誤解を与えることなく、正確に自分の意思を伝えることができるでしょう。
言葉の意味を分かっている相手の場合、

承知しました

と言われたら

この人はわかっているのか、それともわかっていないのか?

と不必要なことに頭を悩ませる結果となってしまいます。
円滑なコミュニケーションを行うためにもこれは避けたいですよね(^^;)

ただし、承知を用いるほうが良い場合も。
それは、

相手の言い分をはっきり認めたわけではない時

です。

  • 相手の言いたいことについて理解は示すけど、それを納得したわけではない。
  • とりあえず話だけは聞きました

等、相手の言うことを全て受け入れてはいない時には「承知しました」と返事をして水を濁すのもありでしょう。

ビジネスシーンなどで用いるときのマナー

上で説明したのは日常生活の場や、言葉そのものの意味について考えた場合です。
これがビジネスの場になると少し変わってきます。

ビジネスと言えば、会社の上司や取引先など自分より立場や身分が上の人とのコミュニケーションが基本ですよね。
その場合に注意したいのが

「了解」と言う言葉は失礼である!

ということです。
「了解」と言う言葉は、目上の人に対して使うととても失礼な言葉となってしまうんです。

了解と言う言葉のもともとの意味としては、

立場が上のものが、下の者に対して許可を与える

と言う意味を持っています。
また、

  • 承知という言葉そのものが謙譲語としての意味合いも兼ねているとする考え方
  • 了解と言う言葉自体が若者世代を中心に軽い意味合いで用いられている

等とするイメージも災いし、いつの間にか了解=失礼な言葉として認識されるようになっていったのです。
勿論、これが100%正しいというわけではなく、了解も承知もどちらでも良いとする意見も数多くあります。

そもそも、『了解と言う言葉が失礼だ』という考え方自体ここ10数年の間に台頭してきたものなので、もしかしたらそこまで気にする必要も本来はないのかもしれません。

ですが、

  • 世間一般的な言葉のイメージ
  • 現在の「了解」はビジネスに不向きとする風潮
  • 承知はとりあえず失礼な意味にはなりにくい

等のポイントを考えると、やはりビジネス、特に目上の方に対して用いるときには了解よりも招致を用いるのが無難と言えるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回紹介したのは了解と承知の意味の違い、使い分け、そしてビジネスシーンでのマナー問題についてです。

最後にこの二つの言葉の用法を簡単にまとめますと

  • 相手の言うことを理解している時は了解を使う
  • 話は聞いたけど理解できていない時は承知を使う
  • 相手の提案を聞いたけど受け入れるかはわからない時も承知を使う
  • ビジネスシーンなどでも目上の人に使う時もやっぱり承知を使う

です。
・・・あれ、ほとんど全部承知で補っていけるような?(^^;)

まあ、了解・承知とも最もよく使うのはビジネスシーンでの文書や目上の方とのコミュニケーションの際だと思いますので、そういった時には迷わず承知を使ってください。

了解は友達同士など気の許せる相手といるときにだけ用いるようにしましょう!
なんとなく距離のあった後輩がある日

了解です♪

なんて言ってくれた時は、あなたとの心の距離が知事待った証拠なのかもしれませんね(*’▽’)

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