今回紹介する高齢者向けレクリエーションはバランスゲームです。と言っても難しくはないです。わずかな道具で誰でも参加でき、しかも転倒予防効果も期待できますので、是非高齢者施設でのレクリエーションに活用してもらえたらと思います。介護職員の方も一緒に楽しめますよ♪

レクリエーション楽しい

今回は、バランスゲームというレクリエーションを紹介します。
高齢者施設でのレクリエーションに求められる前提の一つは、少しでも多くの方が参加できるということです。

このゲームは、片手が動けばだれでも参加できますので、より多くの方に楽しんでもらえるかと思います。

多くの方が楽しめるレクリエーションを!!

レクリエーションに何が一番大事かと聞くといろいろな答えが返ってきます。

  • 準備の簡単さ
  • 費用の少なさ
  • リハビリ効果

皆さん、施設や職種によって思うところは違うようです。
そんな中で、私が最も大事にしているのは一人でも多くの高齢者の方たちにレクリエーションを楽しんでもらうことです!!

どれだけ楽しいレクであっても10人の利用者のうち3人しか参加できなければ、それは介護施設でのレクリエーションとしては失敗でしかありません。

利用者の方みんなが楽しめて、しかもみんなが笑顔になれる!
それこそが、理想のレクリエーションといえるのではないでしょうか?

高齢者向けレクリエーション

今回紹介するレクは、バランスゲームです。
といっても、

片足立ちをしろ

ケンケンで走れ!!

のように私たちでも難しいようなものではありません。
もっと簡単で、しかも楽しめるレクとなっていますのでぜひ実践してみてください。

ちなみに、バランス感覚も養えますので、転倒の危険性も減らせます。
リハビリ目的・介護予防としても活用できますので、まさに高齢者の方のためのレクリエーションと言えます。

スプーンを使って

まずは、スプーンを使ってのレクリエーションから。

やり方はとても簡単です。

  1. 参加した利用者の方たち全員にスプーンと風船を配る
  2. スプーン(身体の能力に応じて大きさは調整)を持ってもらう
  3. 合図に合わせてスプーンの上に風船を置く
  4. 誰が最後まで落とさないかを競います

簡単そうに見えますが、実はこれ

相当難しいです!!

とはいえ、誰もできない難しさではなく、毎回勝つのが難しいというものですので、参加すること自体はとても簡単です。
それどころか、体に麻痺がある方達であってもこのレクリエーションならハンデを感じることなく、ほかの利用者の方たちと競うことができます。

誰でも平等に楽しめるレクリエーションと言えます。

うちわで

スプーンに慣れてきたら、さらに難しいうちわです。
うちわはふちが無いため、とても簡単に乗せたものが落ちてしまいます。

あまりに勝ちすぎる人などにはこれを持って参加してもらいましょう。
難易度は上がりますが、こちらのほうがスリリングで楽しんでもらえるようです。

紙コップで

意外なところで紙コップです。
ひっくり返したお尻の部分に乗せるとバランスがとりにくく、かなり面白い競技になります。

また、紙コップは逆さにするとやや持ちにくいこともあり、適度な難しさを演出してくれます。

卓球のラケットで

多くの高齢者施設では、卓球のラケットがあるのではないでしょうか?
そのラケットをぜひこのレクリエーションで活用してください。

ラケットの上に、風船を乗せてください。
これが実はほかのどの持ち物よりも難しいんです!!

卓球をしているからわかりますが、慣れていないと本当に持ちにくいものです。
その慣れていないもので、慣れていないバランスをとるのはかなりの難問です。

しかし、だからこそ集中して取り組んでもらうことも可能です。
集中すればするほどバランス感覚も養われていき、結果的に転倒を予防し健康的な生活へも近づいていくのです。

乗せるものにも変化を!!

初めは風船を活用して楽しんでもらえばいいかと思います。
ですが、どんなに面白いレクリエーションであっても、いずれは飽きが来てしまいます・・・

そこで、変化を加えていくわけですが私がこのレクでおすすめする変化は『乗せるものの変化』です。

風船から初めて

  • ピンポン玉
  • テニスボール
  • スーパーボール
  • ビーチボール

など等、軽いものならどんどん活用していきましょう!!
乗せるものと持つものの組み合わせを変えていけば、数100種類以上の組み合わせが存在します。

是非いろいろなものを試してみてくださいね。

さらに変化を望むなら・・・

もう一つ、変化を加えるコツは

動きをプラスする

です。
先ほどまでのはすべて座った状態で行うことができますが、立ってやるとまた違った難しさが現れます。

更に、その場で足踏み・片足立ち等しながらだと私たち介護職員であっても相当難しいものになります。
ですが、難しいほど燃えるのも人間というもの。

車いすの方などはこれをするのは少し難しくなってしまいますが、認知レベル・身体機能ともに高く、簡単なレクリエーションに退屈してしまう方にはオススメです。

終わりに

いかがだったでしょうか?
今回は、バランス感覚を養う高齢者向けレクリエーションを紹介しました。

このレクリエーション、道具さえあれば沢山の方が楽しむことも可能です。
しかも手で持つだけですので、認知症の方などでも簡単にルールを理解して取り組んでもらうことが可能です。

  • 誰でも楽しめる
  • ルールは簡単
  • 工夫次第でいくらでもバリエーションは広がる

いいとこずくめのこのレクリエーション、ぜひお試しくださいね。

最後に、これまで紹介してきた高齢者向けレクリエーションをまとめた記事を紹介しています。
当サイトでしか見られないオリジナルのレクも多くありますので、是非参考にして下さい!!

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