脳

人間にとって最も重要な器官の一つ、脳。
その脳の病気の一つ脳腫瘍は、本当に恐ろしい病気です・・・

脳腫瘍が末期まで進行するとどうなるのかは、意外と知られていません。
そこで今回は、脳腫瘍末期の症状と、余命がどれくらいか、そして余命の過ごし方をどのようにすればいいのかについて紹介していきたいと思います。

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脳腫瘍ってどんな病気

まず最初に、脳腫瘍がどんな病気かについて紹介していきたいと思います。
脳腫瘍は、文字通り脳に腫瘍ができる病気です。

この腫瘍は、脳内にできた非癌性(良性)または癌性(悪性)の増殖組織でできています。
脳内で発生するものと、体のほかの場所で発生し、転移して脳に表れたものの2種類が存在します。

良性という名前を聞くとあまり脅威を感じないかもしれませんが、決してそうではありません。
たとえ良性であっても、発生場所が脳である以上常に危険は付きまといます。

頭蓋骨という限られた空間しかない中で大きくなっていく以上、良性と言えどもある程度大きくなった場合には体に何らなお害を及ぼします。
ですので、治療対象となります。

まして、悪性の場合にはなおさらです。
一刻も早い治療が求められます。

しかも、脳腫瘍は全体として見たときには良性よりもはるかに悪性のものが多いそうです。
ちなみに、現代の日本人の脳腫瘍の発生率は年間で10万人に3.5人と言われています。

今の日本の人口に換算すると、年間約4000人ほどが脳腫瘍を毎年発症しているといえます。
すでに他人事ではなく、決して油断することはできない病気なのです。

症状

脳腫瘍の症状は、大きく分けて4つあるといわれています。

  1. 慢性的な頭痛
  2. 原因不明の吐き気・嘔吐
  3. 視神経の異常
  4. その他の体調不良

です。
①の慢性的な頭痛については、脳腫瘍の初期状態においても約2割の患者さんに、病気が進行していくとおよそ7割の患者さんに同じ症状がみられるそうです。

朝起きた際に最も痛みが強く、このときの痛みは頭の中からハンマーで殴られるような痛みと表現する方も・・・
その後、時間の経過とともに徐々に痛みは改善していく傾向にあるようです。

②の吐き気や嘔吐は、頭痛と同時に襲ってくる症状です。
一日中吐き気が続き、我慢しきれず嘔吐してしまうこともよくあります。

高齢者の方の場合は、この嘔吐でのどに異物を詰まらせ、それがもとで亡くなってしまう方もいますので特に注意が必要です。

③の視神経異常についてです。

脳にできた腫瘍が大きくなっていくと、腫瘍付近を中心に脳の神経が圧迫されていきます。
圧迫された神経の中に視神経が含まれていた場合には、物の見え方がおかしくなる、急激な視力低下などの症状が体に表れます。

④のその他に関しては、③と同様に脳の神経が圧迫されたことにより生じる症状の一つです。
脳腫瘍の場所によって、

  • 手足のまひ・しびれ
  • 言葉がうまくしゃべれない
  • 相手の言葉が理解できない
  • 耳が聞こえなくなる

等の症状が現れます。
いずれも腫瘍がこれらの症状に関連する神経を圧迫したために起こった症状と言えます。

脳腫瘍の末期症状って?

それでは、脳腫瘍が末期まで進むといったいどのような症状が現れるのでしょうか?
これまで上げてきた症状も含めて、恐ろしい症状が私たちの体を襲ってきます。

詳しく見ていきましょう。

末期症状

先ほども書いたように、脳腫瘍は頭痛や吐き気が伴います。
そして、これらの症状は病気が進行、つまり腫瘍が大きくなればなるほどに辛いものへと変わっていくようです。

更に、腫瘍の発生部位によっては、体に重篤な麻痺症状が発生する場合もあります。
手足のしびれから始まり、徐々に動きがとりにくくなっていき、最後には完全にマヒした状態へとなってしまいます。

また、脳の病気ということで認知症と似たような症状が現れることも。

  • 時間や場所がわからない
  • 人やモノの名前が出てこない
  • 急に落ち込んだりする(うつ症状)

なども出現することがあります。

食べ物がうまく飲み込めない、いわゆる嚥下障害が発生することも。
これにより食事のムセが増え、気管に食物や唾液が流れ込み誤嚥性肺炎を併発してしまうこともあるようです。

また、腫瘍が大きくなることによる圧迫以外にも症状の急激な悪化がありえます。
それが、腫瘍発生場所からの出血や腫瘍内部からの出血です。

脳出血が伴う場合には、腫瘍の大きさにかかわらず症状の急激な悪化、最悪の場合命まで危険に陥ります。
いずれの症状においても言えることですが、脳腫瘍が進行するにつれ全ての症状はどんどん重くなっていくようです・・・

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余命はどれくらい?

脳腫瘍も末期まで進行すると、治療が不可能になってしまうことも・・・
特に高齢者の方達は、他の持病や体力的な関係もあって手術に踏み切れず病気の進行を待つしかないといったケースも多いんです。

その場合の余命はどうなのでしょうか。

脳腫瘍も末期になると、だんだんと脳がむくんでくることがあるそうです。
こうなると、あまり長い時間は生きられないとのこと・・・

私が調べた中で最も短かったのは『余命2日』と宣告された方です。
これはめったにないケースだと思いますが、一般的には余命3か月~半年を宣告されるケースが最も多いようです。

余命の過ごし方

脳腫瘍が進行し、末期になった時あなたはどのような人生の過ごし方をするでしょうか?

先ほど書きましたように、脳腫瘍が大きくなるほどに体へ出てくる症状はどんどん大きなものへとなっていきます。
それだけではありません。

体のマヒが出てくると、当然日常生活も制限されるようになります。
出来ることはどんどん少なくなっていき、不安が押し寄せてきます。

そして、徐々に死というものが近づいてきます・・・

そんな時、出来ることは何があるでしょうか?
一つは、大事な人との時間を過ごすことです。

先ほど、末期症状は聴覚にも異常が出てくると書きましたが、ある程度障害されはするものの聴力は残るそうです。
ですから、どうかご家族の方はそばに寄り添い、声をかけてあげてください。

もしかしたら、言葉をしゃべることはできないかもしれません。
それどころか、昏睡状態になり返事をすることすらできなくなることもあり得ます。

ですが、その状態になったとしても声はしっかりと届いています。
返事はできなくても、ご家族の励ましやその耳にすべて入っているのです。

不安でいっぱいの心は薬では治せません。
ご家族の愛情ある言葉かけでのみ、心の痛みは癒すことができるのです。

もう一つは、本当に終わりを迎えたい場所を選んでください。
高齢者の方と接する中で私が何度も皆さんから教えられたのは

後悔を残しては、いけないよ

という言葉です。

戦中・戦後を生き抜いた高齢者の方達は、したいことも我慢せざるを得なかった境遇の方ばかりです。
そういった方たちが、私に「したいことができるなら、しておきなさい。後で、後悔するから・・・」と教えてくれるのです。

施設に入所した方の多くは、その最後を施設、あるいは病院で終えます。
ですが、私が聞く最後の声の多くは「家で、最後まで過ごしたい」です。

誰にとっても、自分の家は特別です。
この声は、人生の最後が近づいてきた方達のウソ偽りのない言葉なんだと思います。

病院で助かるなら、入院して医者の方の指示に従うのが一番です。
ですがもし、手遅れになってしまったなら、まだ動くだけの体力があるのなら、どうか最後はその方の本当に望むべき場所で終えてもらえたらと思います。

終わりに

幸い、医学の著しい発展により脳腫瘍の5年生存率は早期発見ならば75%を超えるほどに改善されています。
もちろん、悪性・良性によって、あるいは腫瘍ができた場所によってその生存率は大きく異なります。
ですが、どのような場合であっても早期発見が生存率向上に大きく貢献することは間違えない事実です!!

脳腫瘍も、ある程度症状が出てこない限りなかなか自分では自覚できない恐ろしい病気です。

先ほど上げた4つの症状・・・頭痛吐き気や嘔吐目の異常その他マヒ等の症状が体に表れた場合には、すぐに病院へ行きお医者さんの診断を受けて下さい。

早期発見が遅れる理由の一つは、

自分は大丈夫!!

という何の根拠もない自信からくる過信です。
病気というものは、誰がなってもおかしくないものなのです。

体に異常を感じたら、すぐに病院に駆け込んでもらえたらと思います。

最後に、当サイトでこれまでまとめた病気の記事を紹介させてもらっています。
生活していく中で、私たちを色々な病気が襲います。

早期発見・早期治療にはその病気についてよく知り、対策を練っておくことが一番です。
是非参考にしてもらえたらと思います。

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