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認知症高齢者の運転の危険性

認知症の方の運転は、とても危険です。

認知症という病気は、記憶力や判断力といった認知機能の著しい低下を招きます。

そして、認知機能が低下するということは、それだけ運転に危険性が生じます。

認知機能低下による危険性のわかりやすい例としては、

  • 高速道路の逆走
  • 信号の見間違い
  • 曲がってくる車に気づかない

等、どれも事故の一例として聞いたことがあるものばかりがあげられます。

特に、高速道路の逆走はその多くが認知症、あるいは認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)の人によるものだとする報告も出ています。

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何故運転をやめられないのか

では、そこまでの危険性が明らかになっているにもかかわらず、何故認知症の方の運転の事故は後を絶たないのでしょうか?

その答えは、本人が認知症の自覚がなかったり、自分の運転技術や認知機能の衰えに気づいていないためなのです。

認知症という病気の恐ろしいところは、骨折など目に見える外傷と違って、自分が病気になっているという自覚ができないところにあります。

そのため、認知症の人が運転する恐ろしさを理解している人であっても、自分が認知症になっていることに気づかず、「私には関係ないことだけど」と他人事のように考え、運転してしまうのです。

また、特に男性の方に多いのは車への愛着や執着心から車を手放そうとしないことです。

「自分が苦労して手に入れた車を何で手放さなければいけない」

「車はステータスなんだ」

等と考える年配の方は多く、そういった方は自身の能力の衰えを自覚していたとしても受け入れず乗り続けてしまいます。

運転をやめさせるためには

では、こうした方たちに運転をやめてもらうにはどうしたらいいでしょうか?

そのための手段についていくつか書いていきます。

法改正で診療義務化

実は、こういった状況に歯止めをかけるため遂に制度が改正されたのです。

現在、75歳以上で免許の更新する場合、高齢者講習の前に認知機能検査を受けることが義務化されています。

このとき、記憶力や判断力などの簡単な検査を行い

「認知症の恐れがある」

「認知機能が低下している恐れがある」

「低下している恐れがない」

の3段階に分類されます。

今回可決・成立した改正道路交通法では、「認知症の恐れがある」と判定された人は、過去の規則違反などにかかわらず医師の診断が義務づけられました。

もし認知症と診断された場合には、即刻免許の取り消し、あるいは停止となります。

今までは、気を付ければ何とかなる、という本来あってはならない考え方が蔓延していた部分がありました。

しかし、今回の改正は、ようやく認知症の理解と、その状態での運転することの恐ろしさが世間にも浸透してきた証拠と言えるのではないでしょうか?

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車を取り上げる

少し酷と思うかもしれませんが、心を鬼にして家族の人が車を取り上げるというのも一つの手段です。

運転することで運転者自身の事故によるケガの可能性だけでなく、他者への被害も与えるかもしれないことを考慮するとこういった選択取る必要もあると思います。

ちなみに、こういう手を打つときはお医者さんなどに同行してもらうことをお勧めします。

特に高齢者の方は医者という職業の方を大変信頼される傾向にあります。

「お医者様の言うことなら仕方ない…」とわかってくださる場合が多々あります。

「父は頑固でどうしようもないんです」等お困りの場合は、近隣の物忘れ外来などを訪れ、相談や訪問のお願いをしてみるのも一つの手かもしれませんね。

病院を受診する

実際に病院を受診し、認知症かどうかのテストを受けてもらうのもいい方法です。

こうすることで本人が今の自分の状態も把握できますし、認知症の診断が下ればその時点で運転免許所は効力を失います。

また、早期受診は認知症治療にとって何よりも重要なものですので、【運転できるか否か】という一つのきっかけをもらったと考え、この機会に受診してみることをお勧めします。

まずは受診を

いかがだったでしょうか?

私が言えるのは、少しでも「認知症かも?」と周りや自分が感じたら、まずは病院に受診してみてくださいということです。

そこで問題がなければ、「気を付けて運転してね」で終わるわけですし、本人も周りの家族も安心することができます。

自分の変化にうすうす気づいている人は周りの受診の勧めに断固として反対する場合もありますが、この場合は地域のケアマネ産灘と連携し、受信できるように協力してもらうのがいいでしょう。

車は確かに便利なものです。

しかし同時に、自身や他人の命を危険にさらしてしまうこともある恐ろしいものです。

認知症で運転する恐ろしさをしっかりと理解してうえで、本当に自分は運転しても大丈夫なのか、もう一度自分に問い直しましょう。

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