人生万事塞翁が馬の意味や使い方・由来に読み方などを紹介していきます。座右の銘にふさわしいと言えるこの素晴らしいことわざですが、その詳しい意味は案外知られていません。そこで今回は、この人間万事塞翁が馬の本当の意味をしっかり解説していきたいと思います。

人間万事塞翁が馬の意味、人生の教訓となるものでした。

あなたは、人間万事塞翁が馬ということわざを知っていますか?
耳にしたことはあるけれど、その意味はと言われると・・・中々言葉にしづらいですよね(^_^;)

ちょっと気になったので調べてみた所

 

  • 今の時代だからこそ知ってほしい意味のことわざ
  • 意外な有名人の座右の銘
  • 使い方が難しい・・・

 

と、あなたに伝えたい魅力や情報が盛り沢山だったんです!!
そこで今回は、人間万事塞翁が馬の意味や使い方などについて詳しく見ていきます。

 

記事は下に続きます。

人間万事塞翁が馬の意味や使い方を解説!

それでは早速紹介していきます。
今回は、人間万事塞翁が馬ということわざの意味や使い方などについてです。

 

このことわざ、あの超有名人が座右の銘にしていることもあり、一時期かなり盛り上がったんですよね。
ですがその意味を説明してくれと言われると・・・これがなかなか難しい(^_^;)

しかし、今の不安定な時代にこそ、このことわざは私達の胸にしっかりと響くものがあるのも事実です。
そこで今回は、今だからこそ知ってほしいことわざ、人間万事塞翁が馬の意味や使い方について解説していきます!!

 

人間万事塞翁が馬の意味と読み方を解説

早速ですが、人間万事塞翁が馬の意味を解説したいと思います。
それは・・・

 

 

というものです。

 

かなり深い意味を持っていますよね。

確かに、私達の状態は刻一刻と変化していくものです。
今この瞬間幸せでも、次の瞬間不幸になる…なんてことが平気で起こってしまう世の中です。

特に、この現代は・・・(・_・;)

 

さて、意味がわかったところで、ようやく読み方の解説ができるようになりました。
多くの方は人間万事塞翁が馬を

 

「にんげんばんじさいおうがうま」

 

と読んでいるかと思います。
もちろん、これも正解です(^^)

 

実際、辞書などで調べるとこのように書かれています。
ですが、これは正しくはありますが、唯一の答えというわけではありません。

と言うのも、後で詳しく解説しますが、このことわざは中国のとある故事(昔の出来事・言い伝え)が由来となっています。
ですから、本来なら漢字も中国語として考える必要があるのです。

 

【人間】ですが、中国語ではこれを【世間・この世】と訳すことがあります。
元々【人間万事塞翁が馬】の意味が、先程書いたように

 

世の中何が幸いして、わざわいするか分からない

 

といった意味の訳です。
どう考えても、日本語の「人間(にんげん)」では意味が当てはまりませんよね(^_^;)

 

ですから、あえて元々の由来にしたがって読むならば、その読み方は

 

「じんかんばんじさいおうがうま」

 

となるのです。

というわけで結論としては、

 

にんげんばんじさいおうがうま

じんかんばんじさいおうがうま

 

このどちらもが読み方としては正しい!となります(^^)

由来は中国の故事!

さて、ここで人間万事塞翁が馬の由来となった中国の故事(昔の出来事)について解説していきたいと思います。

 

昔、中国の北方の砦のそばに、一人のおじいさんが住んでいました。

ある時、このおじいさんが大切に育てていた馬が逃げ出してしまいました。
近所の人はこれを気の毒に思いましたが、当のおじいさんはと

 

「このことが、なにか幸運を呼び込みかも知れない」

 

と言ったのです。

 

その後しばらくして、逃げ出した馬が戻ってきたのです!
しかも、他にもう一頭、足のとても早い立派な馬を連れて帰ったのです。

 

近所の人達はこれを喜びましたが、おじいさんは

 

「このことが、何か災いを呼び込むかも知れない…」

 

と不安そうに語りました。

後日、一緒に戻った足の早い馬におじいさんの息子が乗っていた所、なんと落馬してしまいました。
しかも、足の骨をおる大怪我をしてしまったのです。

近所の人が心配してお見舞いに来る中、おじいさんは

「このことが、幸せを呼び込むかもしれない」

と言ったのです。

 

 

その後、この地で争いが発生。
多くの若い命が兵士として集められ散っていく中、おじいさんの息子だけは違いました。

足をけがしていたために戦争に行くことはなく、平穏無事に暮らしたのです。

 

というお話になります。
・・・まさに人間万事塞翁が馬をそのまま表現したようなエピソードでしたね(^^)

 

実はこのおじいさん、占い師だったという設定があり、未来を見通していたがゆえの発言だったのですが・・・
まあ、そのへんは置いておきましょう(笑)

 

大事なのは、

 

不幸だと思ったことが幸運になり

幸運だと思った出来事も不幸に変わる

 

という事実です。
幸せも不幸も、そう簡単には予想できないということですね。

 

ここで、人間万事塞翁が馬の漢字についてようやく解説ができます(^^)

 

 

となるので、直訳すると

【砦のそばのおじいさんの馬の出来事のように、世の中のすべてのことは誰にも予想はできない】

となります。

この話が実際にあったのかどうか、今ではもう確かめるすべはありません。
ですが、世の中の全てにおいて、何が不幸であり、何が幸運を招くのかわからない。

この考え方は、しっかりと胸に刻んでおきたいですね(^^)

使い方を例文で見てみよう

ここで、人間万事塞翁が馬の使い方について見ていきたいと思います。

このことわざ、一体どのような場面で使うのが良いのでしょうか?
難しいことわざだけに、使用するポイントも悩みどころですよね(^_^;)

実際に例文で使っているところを見ながら、一緒に勉強していきましょう!!

 

  • 今日の失敗、気にする必要はないよ!
    人間万事塞翁が馬だからね(^^)

確かに、今この瞬間だけを見れば、失敗=不幸です。
ですが将来この失敗がどのような影響を及ぼすのかは全く分かりません。

もしかしたら、この失敗をバネに努力し大成功を収める可能性だってあるのです。
何があるかはわからない・・・この考え方を崩すことなく日々を生きていきたいですね。

 

  • 就活失敗したから落ち込んでるの?
    人間万事塞翁が馬、もしかしたらもっと良い就職先が見つかるかもだよ。

行きたかった会社の就職試験に落ち、就職できないかも知れません。
ですが、これは同時にもっと良いところに就職できる可能性も生み出す出来事なのです。

・・・実際、私も就活失敗して、後日紹介で入った今の職場は本当に楽しいと感じています♪
こんなふうに、たくさんある幸も不幸も、結局はどんな結果に結びつくのかわからないということです。

 

  • 可愛い子に告白されて凄い嬉しかったんだ!
    けど、それを彼女に見られてこっぴどく叱られてさ…まさに人間万事塞翁が馬だな。

これは、上2つとは逆のパターンです。
嬉しい出来事があったけど、それをきっかけに不幸が襲ってきたというわけです。

とは言え、告白されただけで彼女に怒られるなんて、ちょっとかわいそうですね(^_^;)

 

 

  • 腰を悪くして、一月ほど歩けなくなってさ…
    でもそのおかげで、健康の素晴らしさが身にしみてわかったよ。まさに、人間万事塞翁が馬だよな!

 

実はこれ、私自身の経験なんです。
腰の大怪我をして、一時は歩けなくなるとまで言われたんです。

ですが、これをきっかけに動いてくれる両手や、目や耳・鼻や口といった場所に本当に感謝するようになりました。
幸い懸命なリハビリもあって完治して、今では歩けるようになりましたが、健康への感謝と、每日を楽しもうと誓ったあのときの気持ちは変わりません。

本当に、何が幸いするかわかりません。
でも、だからこそ面白いですよね、人生って!!

 

座右の銘にしている有名人って?

実は、この人間万事塞翁が馬を座右の銘にしている方たちがいるんです。
しかも、そうそうたる面々です!!

お名前は・・・

 

芦田愛菜さん(女優)

岡田武史さん(元サッカー日本代表監督)

山中伸弥教授(iPS細胞を発見)

 

です!
お三方とも、その分野で素晴らしい成績を残している方たちばかりですね(^^)

 

当然ですが、どの世界も成功を収めるには何度もつらい経験・苦しい経験があったと思います。
その中には立ち直れないほど大きな失敗もあったはず・・・

ですが皆さん、【人間万事塞翁が馬】の精神があるからこそ、

 

「失敗はチャンスの元!」

 

と考え、前向きにひた走り、そうして成功を手に入れたのでしょうね。
成功した後にはきっと、

 

「チャンスがいつ災いを呼び込むかわからない…」

 

と考え、自惚れることなく淡々と努力してきたのだと思います。
そう考えると、人間万事塞翁が馬って、

 

辛い時に自分を鼓舞する

絶好調な時、自分を戒める

 

の両方の役割を担っているんですね。
あなたも座右の銘人生の教訓に、この言葉を加えてみてはいかがでしょうか?(^^)

人生の教訓となることわざ【人間万事塞翁が馬】

今回は、人間万事塞翁が馬の意味や読み方・使い方などを解説してきました。
一番意外だったのは、読み方ですね(^_^;)

 

「じんかんばんじさいおうがうま」

 

なんて、知らないとまず読まない読み方なので、本当にいい勉強になりました。

 

世の中何が幸いして、何が災いをもたらすかわからない…

 

まさにこれだと思います。
私は、現代は特にその傾向が強いと感じています。

 

技術革新により、私達の生活は飛躍的に向上しています。
ですが、その進化の早すぎるスピードは、ある人の生活を改善させると同時に、古くから続く伝統を壊しているのかも知れません。

時代の流れに乗って栄華を極めた人も、数年後には時代遅れになっていることも十分ありえます。
良くも悪くも、今の時代はそういう時代なのです。

そんな時だからこそ、人間万事塞翁が馬という言葉が、急激に人気を博しているのかも知れません。

今、あなたは幸せですか?それとも、辛いですか?

人間万事塞翁が馬です。
【過ぎ去った過去】に一喜一憂するのではなく、どうか今この瞬間を、懸命に生き抜いてもらえればなと思います(^^)

 

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