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運動会

多くの高齢者施設では、年に一度入居者や利用者の方が中心となって運動会が開催されます。

これが意外と楽しくて、参加している方たちもいい成績を出してやろう、なんとか勝ってやろうと思い真剣な表情で参加してくれます。

ですが、毎年行う施設職員の方は楽しむだけでは済まないのが実際のところ…

「今年は何の種目をしようか?」

「みんなに安全にゲームを行ってもらうにはどうしたらいいか?」

等毎年頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
今回は、その中での特に職員の方が気を配るであろう『利用者の安全』にスポットを当てて考えていきたいと思います。

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運動会のルール・注意点

高齢者施設という場所では、介護度が違う多くの利用者の方が生活しています。
また、車いすの方や障がいが体にある方、認知症の方など本当に個性豊かな方たちが一緒になって暮らしている特殊なコミュニティと言えます。

そういった場所で運動会を行うのは、通常の地域の運動会と同じというわけにはいきません

折角の運動会も、けが人が出てしまっては素直に楽しめませんよね。
まずは、運動会を行う上でのルールや注意点についていくつか紹介したいと思います。

常に見守りを

施設での運動会において、絶対に破ってはいけないルールがこれです。

ついつい頑張っている参加者の方にばかり目が行きがちですが、そちらは司会の方をはじめ多くの職員の目が自然に届いています。

むしろ注意すべきは、参加してない利用者の方です。
認知症の方は、知らない間に立ち上がりほかの場所に移動しているかもしれません。

車いすの方が応援に熱中しすぎて椅子から落ちてしまうかもしれません。
興奮しすぎて、心臓に持病がある方が苦しそうにされているかも…

普段と違う環境やイベントというものは高齢者の方の脳を活発働かせてくれますし、変化のない日常に刺激を与えてくれます。

そういった意味では運動会は高齢者施設に最適な行事の一つでしょう。

ですが、いつもと違って活発に脳が働いているということは、それだけ転倒のリスクなども高くなります。
普段では予想もしないような行動をとる方も必ず出てきます。

そういった方の安全を守り、最後まで利用者の皆さんから目を離さないことこそ施設職員にとっての一番の大仕事と言えます。

水分補給

運動会などのイベント中には、どうしても水分補給がおろそかになってしまいがちです。
ですが、体を動かす種目を多く取り入れている施設だと、参加している利用者の方たちは汗を大量に流します

それにもかかわらず、水分補給を行っていない場合、季節や体調によっては重篤な脱水症状になってしまうことも十分に考えられます。

初めに述べましたが、運動会はケガなく終わってこそ、初めて楽しかったと言えるものです。
参加者の安全を守るためにも、必ずプログラムの中に休憩・水分補給の時間を設けましょう。

また、時間がなくて一時間程度の短い運動会を予定している場合には、水分補給は運動会の前後に入れておくことをお勧めします。

これなら、水分がしっかりと補給できますし、おやつと一緒に水分を提供すれば、運動会の後の感想を参加した方たち同士で話し合うこともできます。

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参加者のレベルを考える

施設によって、利用者のレベルは様々です。
デイサービスに来ている方と特養に来てる方とでは身体能力に大きな差が出ているのは当然と言えます。

しかし、それを考えずに、両施設が同じような運動会の内容を組んでしまう事が往々にしてあります。
これはいけません。

仮にデイサービスの人に合わせるとしたら、玉入れ・大玉ころがし等体を動かすゲームを多く取り入れるでしょう。
これを特養で行った場合、いったいどれだけの参加者がこの種目を楽しめるでしょうか?

おそらく参加者の半分にも満たないでしょう。
折角運動会を行ったにもかかわらず、半分以上の参加者が見学・もしくは応援のみというのは少し寂しすぎますよね?

「うちの施設はどんな人が参加するのか」

「みんなが楽しめる種目って何があるかな?」

等、利用者全員が楽しめるように配慮しましょう。

家族に来てもらう

利用者の方が楽しむことが運動会の一番の目的ですが、可能ならその楽しんでいる姿をご家族にも見てもらいましょう。

運動会という非日常では、多くの参加者、特に施設入居者の方は普段の生活では見せないような素晴らしい表情や生き生きとした態度を見せてくれることが多々あります。

そういった姿を、ご家族にも是非見てもらってください。
普段職員から話だけで聞いている姿とは違った、利用者のリアルな様子を見てもらうことで現在の状態についてもはっきりとご家族に把握してもらえます。

「あんなに楽しそうにしているなんて家でも見たことなかったです・・・」

「昔から負けず嫌いだったんですようちのおじいちゃん」

等のご家族のお話も聞けますし、中には元気そうな様子に涙を流される方も。

当日いきなり来てくれは難しいので、開催日程が決まった時点で電話や手紙を配布し、運動会の日程と参加いただけるようお願いの言葉を伝えておくべきでしょう。

主役は参加者

ついつい楽しくなってしまい、自分たちばかりが盛り上がってしまった経験ありませんか?
もちろん、それも大事なことです。

職員がつまらなそうにしていては、参加している方たちも楽しめるはずがありません。
ですが、運動会は参加者こそが主役です。

私たちが楽しんでおしまい、となっては何のために忙しいスケジュールの中を準備してきたのかがわからなくなってしまいます。

頑張ってきた準備は、当日事故なく安全に、そして参加者の方が楽しく運動会に参加されてこそ初めて報われます。

そのためにも、職員の方は大変とは思いますが、今日あげたルールや決まり事を絶対に忘れることなく、最後まで気を抜かず利用者の方に気を配ってくださいね。

運動会を楽しくするのも、嫌な思い出に変えてしまうのも、すべては職員の腕一つですよ!

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