bs0I9A8732

高齢者と体温

高齢者の方に限ったことではないのですが、体温は人にとって大変重要なものです。

体温が普段より高ければ、風邪等で体調を崩したことが考えられます。

逆に高齢者の方に多いのですが、体温が低ければ、低体温症や一日中ぼーっとしたりといった症状が出てしまうことも…

ケガなどと違って目立ちにくいですが、体温は高齢者の方の健康状態を把握する上で、絶対に忘れてはならない要素の一つです。

今回は、そんな高齢者と体温の関係性について、絶対に忘れてはならない5つのポイントを徹底的に解説していきます。

スポンサーリンク

暑さ・寒さへの感覚が鈍くなる

高齢者の方の特徴の一つとして、暑さや寒さに対する感覚が弱くなるといったことがあげられます。

周りの温度変化に体の体温調整がついていかないことなどが原因で、夏場には暑さを感じにくくなり熱中症に。
また冬場には、寒さに気づかず薄着をしてしまい低体温症へとなってしまう危険性もあります。

高齢者の方本人はこのことに気づいていないことが多いですので、家族や周りの人間が細目に気づかいをしていく必要があります。

また、高齢者の方の一人暮らしの場合には、家の目につくところに温度計をいくつか置いておくといいでしょう。

一般的に、室内の適温として言われているのが

夏は25~28℃(湿度55~65%)

冬は18~22℃(湿度45~60%)

が適正温度と言われていますので、この温度に合わせて冷房・暖房を設定して使用していく等していきましょう。

熱中症になりやすい

熱中症になりやすい理由として、先ほどもあげた温度の変化に鈍感になってしまっていることがあげられます。

他にも、

  • 体内の水分量が少ない
  • 冷房が嫌い
  • のどの渇きに気づかない
  • 多少体調が悪くても我慢しようとしてしまう
  • 汗をかきにくい=体温調節がうまくできない

等様々な要因があげられます。

熱中症はテレビでよく取り上げられるため、なんとなく「気分が悪くなる症状」程度に思いがちの方も大勢います。

ですが、実際には高齢者の方の熱中症は時にその命をも奪ってしまう恐ろしいものです。
夏場だけでなく、暖房やストーブの使い方を誤って冬場に根中小になってしまう方も最近増えています。

どうか、熱中症に十分気を付けてくださいね。

低体温症の危険

熱中症とは反対に、高齢者には体温が下がりすぎて生じてしまう『老人性低体温症』の恐れもあります。

冬場などによく起こる症状で、本来人間は体温がある一定以上にまで下がると体に熱を閉じこめたり、筋肉が震えて熱を作ろうとする生き物です。

ですが、高齢者の方の場合にはどうしてもこの働きが鈍くなってしまっています。
そのため、体温はますます下がってしまい、

  • 意識がもうろうする
  • 体の動きがぎくしゃくする

等の症状が現れ、最後には心臓発作を起こしてしまうことも…

高齢者がこのように低体温症になってしまった場合には残念ながら自宅での治療は大変難しいものです。

毛布などを掛けて体温を保ってもらうとともに、すぐに救急車を呼んで病院に運んでもらいましょう。

冬、体温調節の難しい高齢者はいつ低体温症になってもおかしくはありません。

衣服や室温の調節をしっかりと行い、防寒・体温維持に努めましょう。

スポンサーリンク

若いときよりも平熱が低い

高齢者の方は、若いときと比べると平熱が低くなる傾向にあります。

理由はいくつかあるのですが、熱を生み出す筋肉量の減少や、血液の循環が悪くなったことなどがその主な原因です。

特に早朝の体温はかなり低くなっていて、そこから徐々に上がっていき夕方頃に最も体温が高くなる傾向があります。

平熱の変化については以前の記事で詳しく説明しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

⇒ 高齢者の体温の平均値は??

病気になっても熱が上がらない

なんと、高齢者の方は、肺炎やインフルエンザといった危険な病気にかかってもその体温が上がらないことが多々あるのです。

私たちは、ついつい病気が重症か否かを体温を測ることで確かめがちです。
ですが、実際には体温はあくまで指標の一つにすぎません。

高齢者の方の肺炎は『無熱性肺炎』とも呼ばれ、熱がほとんど出ていないにもかかわらず肺炎の症状が現れます。

発見が遅れると重症化、場合によっては命にかかわることもある恐ろしい病気です。

肺炎は死因3位に入るほど恐ろしい病気なのです。
いくら警戒してもしすぎることがありません。

高齢者の方、あるいはその周りにいる方は、体温のみで病気を調べるのではなく、

  • 体がだるい
  • 普段とどこか様子が違う
  • ろれつが回っていない

などといった普段とは異なる高齢者の方の変化を見抜き、早めの病院受診につなげるようお願いします。

若いころとは違うんです!

高齢者の方に最も言いたいのは、

「若いときとは違うんです!」

ということ。

特に60代後半~70代の方に多いのですが、高齢者の方はついつい昔の体力で物事を考えてしまいがちです。

「このくらいの風邪どうってことない」

「少し位水を飲まなくったって平気に決まっている!」

等の言葉をよく口にされているのを耳にします。

気持ちが若いのは素晴らしいことです。
実際に気持ちと体には密接な関係があり、気持ちが若いほど体も若返り元気になるという研究もあります。

ですが、若いころと年を取った時とで体の変化が起きているのは疑いようのない事実です。

毎年ひとつづつ年を取ります。
子供のころ毎年身長が伸び、体重が増えていきました。

それと同じように、体は年とともに変化します。
高齢になると筋力は衰えやすくなりますし、内臓系をはじめとした体の様々な個所が衰えていきます。

それに目を背け、体に無茶をさせる事が若い証拠なのではありません!

日々体に生じる変化を受け入れ、その中で自分にできることを全力で行う。
これこそが本当の健康であり、気持ちを若々しく保つ秘訣ではないでしょうか。

体温の変化は、絶対に目を背けてはいけないとても大きな体の変化の一つです。

どうかその変化を受け入れてください。

今回紹介した五つの体温に関するポイントを理解し、そのうえで無理のない範囲で楽しく健康的な生活を送ってくれたらと思います。

体の健康関連記事

➡ 痛風の前触れ症状がこれ!!

➡ 独り言を言う心理っていったい?

➡ 足の付け根のしこりが痛い・・・

➡ 足の親指がしびれる理由って??

➡ 胃潰瘍の治療期間はどれくらいでしょうか

➡ 舌の奥に赤いぶつぶつができた!!

➡ 脳腫瘍の末期症状が恐ろしい・・・

スポンサーリンク