高齢化社会の問題は何

日本は世界でも類を見ないほどの速さで高齢化を進行させています。
先進国の中では断トツのスピードで高齢化社会に到達、更に現在は超高齢社会というものへと入ってしまっています・・・

ニュースなどでよく聞く高齢化社会という単語。
ですが説明が難しく、高齢化社会になることの何が問題なのかはよくわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、高齢化社会になってしまった日本はどのような問題に襲われているのかを解説していこうと思います。
更に、説明した問題点に関して、このサイトなりの解決策もあわせて提示させてもらいます。

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そもそも高齢化社会って何なの?

よく聞く高齢化社会ですが、実際のところどういったものなのかをご存知でしょうか?

高齢者が多い社会でしょ

と思っている方も多いかと思います。
実際、高齢化社会の一般的な定義としては『総人口における高齢者の割合が増大した社会』となっているわけですが、その割合によって呼び名が異なってくるのです。

ちなみに、ここから紹介するのは国際連合が決めた定義です。
ですのが、高齢者の定義も国連のものと同じで65歳以上の人を高齢者として考えます。

まず、高齢化社会は高齢化率7~14%の社会を指します。
高齢化率を数字で見てみると、かなり高齢者の多い社会のようにも感じますね。

実際、この定義の最低ラインである7%で考えてみると、実に100人のうち7人は高齢者となるのです。
かなり多いですよね。

しかし、この高齢化社会、実はまだまだ高齢化率が低い社会と言えるのです。
高齢化率がさらに増えてくると、次は高齢社会と呼ばれることになります。

こちらは、高齢化率14~21%の社会です。
かなり多いですね。

人口のおよそ2割が高齢者ということになります。
こうなると、すでに高齢化を終えたものと考え、『高齢社会』と呼ばれるようになるのです。

更に上があります。
高齢化率が21%を超えるとついに超高齢社会の登場です。
超とつくだけあって、人口に対する高齢者の割合がついに2割を超えてきます。

ちなみに、日本の高齢化率は平成26年時点で26%を超えており、3割に迫る勢いです。
日本は今後も高齢化が進行していき、2025年にはその高齢化率は30.3%にまで達するといわれています。

人口のおよそ三人に一人が高齢者となる時代がすぐそこまで来ているのです。

高齢化社会の問題点

さて、そんな高齢化社会ですが一体何が問題なのでしょうか。

高齢者が増えることが、そんなに深刻な問題なの?

と思うかもしれませんが、じつはこれ・・・

大問題です。
特に国にとっては非常にまずい問題となっているのです。

今回は高齢化社会が引き起こす様々な問題の中でも特に危険な問題3つを紹介していこうと思います。

年金増大

まずは、年金に関する問題です。
年金は私たち国民一人一人から徴収して、それが高齢者の方に分配されています。

これまでの日本では、若い人=年金を収める人が多く、高齢者=年金をもらう人が多くなかったためこの年金システムはうまくいっていました。
若者の負担もそう大きなものではなく、しかも自分も60歳以上になれば年金がもらえて老後は安泰となれば一見悪くないシステムに思えます。

しかし、若い人がどんどん減っていき、しかもそれ以上のスピードで高齢者が増え続けている現代日本では年金システムが破綻しかけているのです!

すなわち

  • 払う人たちは負担が大きくなりすぎて
  • もらう人たちは額が少なくて生活を保障されていない

ということなのです。

医療費・介護費の増大

高齢になると必ずと言ってもいいほどに必要となるもの、それが医療と介護です。

年を取ると、どうしても病気や体調不良が増えてきてしまいます。
また、脳卒中などによる体のマヒや加齢に伴い、生活のすべてを自分で賄うことも難しくなってきてしまいます。

そうなると、当然病院や診療所といった医療施設と、ヘルパーや介護施設などの介護系のサービスを使用する機会が増えてきます。
その結果、医療費や介護費が増大してしまいます。

お金を払うのは高齢者でしょ?

と思うかもしれませんが、違います。
実際には、高齢者の負担は収入などにより多少は異なりますが、1~3割程度の負担で、あとは国や自治体が肩代わりをして払っているのです。

そのため、高齢者が増え、医療・介護サービスを使い機会が増えれば増えるほど、国の負担も大きくなってしまうのです。

経済が循環しなくなる

高齢者の方の多くは、消費がとても少ないのです。
貯金しているならまだ銀行が使用できるのですが、多くの場合はタンス預金です。

しかも、その金は使われることなく何十年も文字通りタンスの中で眠ってしまっているのです。

また、高齢者の方はあまり自分の趣味にお金を使いません。
勿論、最近では趣味で旅行に行く方や、生涯現役でスポーツなど自分の趣味に没頭する方も増えてきました。

ですが日本全体で見ると、まだまだ日本の高齢者の方たちは自分のために使うお金の総額は極めて少ないと言えるでしょう。

介護施設等への入所もその拍車をかけているようです。
お金を持っているにもかかわらず、施設に入所してしまった場合金銭を自由に使う機会は激減してしまいます。

また、自分でお金を管理できている場合でも、施設内である程度生活が完結してしまうためどうしてもお金を使う機会そのものが減ってしまうのです。

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対策・解決策

高齢化社会がニュースやネットで問題だと騒がれている理由、少しはお伝え出来たでしょうか?
ここからは、今あげたような高齢化社会の抱える問題点を解決するための対策や解決策について、当サイトなりの考えをお伝えしていきます。

高齢者の働ける年数を増やす

まずは、定年を延ばすことです。
現在、多くの会社の定年は60~65歳とされています。

ですが、今や人生90年時代とまで言われる日本です。
65歳で引退したとしても、そこからの生活が25年は続く計算になります。

高い給与を現役のころよりもらっていた方ならまだしも、そうでない方は25年以上もの生活を働かずに過ごしていけるのでしょうか?

また、仕事が生きがいという方も多いまじめな日本人です。
定年した後の男性があっという間に老け込んでしまい、認知症一直線などという話はよく聞くものです。

それなら、いっそのこと定年を延ばしてしまえばいいのです。
というより、私は定年という考え方自体が、今の時代においては合わないのではないかと考えています。

私は社会人チームに手卓球をしているのですが、82歳にして、私よりはるかに強い方を知っています。
その方は、どう考えてもまだまだ仕事はできるほどには元気です。

ほかにも、70歳ならまだまだ現役バリバリのエネルギーを内に秘めた高齢者の方たちもたくさんおられます。
そんな方たちの力を、定年というルール一つで無駄にしてしまうのはあまりにもったいないと思いませんか?

高齢者の方たちのできる仕事を最も増やしていけばいいのです。

  • 熟練の技や知識を伝える学校の講師
  • 地域の伝統芸能の伝承
  • 人生の成功談・失敗談を聞かせるラジオ

いくらでも高齢者の方たちの活躍の場は広がっていきます。
私たちはいまだに高齢者=敬うべき立場・年より・元気のない、といった昔からのイメージ部縛られてしまいすぎなのです。

今の高齢者に目を向けてみましょう。
そのエネルギーを感じ取れば、必ず彼らがまだまだ働けることに気づきます。

高齢者の働ける環境と仕事の開発こそが、超高齢社会になった日本が経済成長して行くための次のステップなのかもしれません。

高齢者の町を作る

高齢者施設が足りない

この話はニュースでよく聞きますよね。
ですが、アメリカのある都市ではこの問題を画期的な方法で解決しています。

それは、施設を増やすのではなく、高齢者の街を作ってしまっているのです。

高齢者の街を作ることで、必然的にそこで済む人も働く人もほとんどが高齢者となるわけです。
すると、どうなるでしょうか?

まず、高齢者の方たちの仕事の場は増えます。
町をメインで動かすのが高齢者の方である以上、当然仕事をしなければ町が動かないわけですから。

同じ世代同士の協力関係も充実してきます。
周りに人がいないと介護サービスに頼りがちですが、ご近所との連携がしっかりとれていればある程度のことはお互いに協力してこなすことができるようにもなります。

さらに、住みやすくなります。
人は環境を変える力を持っています。それも、自分たちの住みやすいように!

高齢者の方たち同士で暮らしているわけですから、当然抱える問題にもある程度の共通点が見えてきます。
すると、その問題に対してみんなが知恵を絞り、解決策を導いていくことができるのです。

そうして出てきた問題と解決方法や、ほかの施設や町にも伝えていけばいいのです。
そうすることで、日本中の高齢者の方たちの環境がより良いものへと生まれ変わっていくはずです。

高齢化社会は新たな事業のチャンス!?

いかがだったでしょうか?
今回は高齢化社会についての説明と、高齢化社会が抱えている問題や対策・解決策について簡単に説明させてもらいました。

今回の記事だけ見ると、もしかしたら

超高齢社会の日本ってもう駄目なんじゃないの?

と不安を抱く方も多いかもしれません。
ですが、それは間違いです。

日本全体の若い人の割合が減り、反対に高齢者の方たちの割合が増えただけなのです。

これは、新しいビジネスチャンスとも言えます。
今まで若い人向けの商品やサービスがメインだったのがこれからは高齢者の方たち向けのものが歓迎される時代がやってきます。

現在でも高齢者を対象にしたサービスは数多いのですが、それはあくまで若い人向けのサービスの中に高齢者の方たちに関するサービスを入れただけのものがほとんどです。

そうではなく、もっと根本的な高齢者の方たちに特化したサービスや商品こそがより望まれる時代がそう近くない将来にやってきます。

どんな時代でも、ピンチはチャンスであり、好機でもあります。
将来本当に求められるサービスとは何なのか、一緒に考えていきましょう!!

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