高齢者とのコミュニケーションのコツ、お伝えします。

現代社会において、世代間交流という物は減少傾向にあります。
また、他人との関わり・会話自体が苦手という方も増えているのが現状です。

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そういった背景からか、高齢者の方とのコミュニケーションの取り方が分からないという方が増えているようです。

その傾向は、高齢者の方と関わる仕事のはずの介護士・看護師の方であっても当てはまります。
今回は、高齢者とのコミュニケーション・会話のコツや話題について触れていきます。

高齢者とのコミュニケーションのコツ7つ

それでは、早速紹介していきます。
今回は高齢者の方とのコミュニケーションや会話のコツについてです。

介護士や看護師の方の中にも、高齢者の方と接するのが正直苦手・・・と言う方は多いです。
ですが、それは仕方のない事とも言えます。

祖父母と同居していなければ、学生時代に高齢者の方と接する機会はかなり限られてしまうことでしょう。
いざ社会に出て働き出したからと言って、いきなり高齢者の方と普通に話せるようになるわけではありません。

また、介護技術・看護技術は学校での講義や研修で学ぶことが出来ますが、肝心のコミュニケーションスキルについてはなかなか学ぶ機会はありません。

これでは、コミュニケーションに苦手意識を持つ方が多いのも仕方のないことでしょう。

私は、たまたまとはいえ多くの場で高齢者の方と一緒の時間を過ごしてきました。

  • ボランティア活動
  • 介護施設=職場
  • 社会人卓球チーム

多くの場で高齢者の方と接し、その中で会話のコツなどを学んできました。
そのどれもが、実際に失敗の中で磨いてきたスキルですので、今では自信を持つまでになりました。

まずは、私が学んだコツについてあなたに見ていただきたいと思います。
きっと、コミュニケーションに行き詰まりを感じているあなたの力になるはずです。

ゆっくり話す

まずは、ゆっくり話すことです。

「そんなの知っている!!」

こう思う方も多いでしょう。
ですが、知っていると出来ているとでは全然違います。

特に、高齢者の方とのコミュニケーションになれていない方ほど、早く会話を終わらせようとついつい早口になってしまいがち。

自分では、ゆっくり話をしているつもりでも、高齢者の方からしたら早口で聞き取れない・・・と言ったケースが実は多いんです。

また、早口でしゃべられると、高齢者の方たちは内容の整理に頭が追いつかず、会話自体が成立しなくなる場合もあります。

  • 聞き取れない
  • 内容が理解できない

これでは、誰であっても会話など出来ません。
高齢者の方とのコミュニケーションのコツ、まず最初は「ゆっくり話す」こと。

覚えておいて下さいね。

大きな声で

次は、大きな声で話をすることです。
余りの大声で叫びすぎるのは問題ですが、それでも普段よりは大きめに話すべきでしょう。

普段なら、ちょっとうるさいかな?位の音量が高齢者の方にとっては聞こえやすい場合も多多あります。

「周りの目が気になる」

「大きすぎると迷惑なのでは」

といった考えから、結局は普段通りの声量で会話し、相手に聞き取ってもらえないという結果に・・・
これでは、意味がありません。

周りの目は気になるかもしれませんが、あなたがまず気にするべきなのは目の前の高齢者の方です。
しっかり大きな声を出し、相手に聞こえるように話をしましょう。

丁寧な言葉遣い

言葉遣いにも意識を配る必要があります。

「~だろ?」

「分かってるって」

よく聞く若者の言葉ですが、これは高齢者の方との会話ではNGです。
相手が友人なら一切問題ありませんが、相手は高齢者、つまり自分より人生の先輩に当たる方です。

会社の上司や学校の先輩に、このような口の利き方はしないはず。
にもかかわらず、高齢者の方に対してのみその点を意識しないのはおかしな話です。

必要以上にへりくだって話をする必要はないのですが、しっかりと敬意を払った言葉遣いを心がけましょう。

敬意を払った言葉遣いがわかりにくい場合は、

  • 会話の終わりはです・ますを付ける
  • 若者言葉は使わない
  • 先生や上司に使う言葉で会話する

この3点を意識してみて下さい。
きっと、自然に敬語が使えているはずです(^^)

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身振り手振りを交えて

施設でも、言葉だけで会話をする方を最近よく見かけます。
ですが、これは余りおすすめできません。

というのも、高齢者の方たちは基本的に耳が聞こえづらくなっています。
どれだけ話し声に気を配っても完全に声を届けるのは難しいでしょう。

つまり、声だけでのコミュニケーションには限界があるのです。
そこで活用してもらいたいのが身振り手振り・・・つまりジェスチャーです。

  • 手を大きく動かす
  • 体全体でアピールする

等、動きを取り入れつつ会話してみて下さい。
これだけで、高齢者の方たちのコミュニケーションを取っている際の表情に大きな変化が現れます。

こちらの話に興味を持ってくれているのが、ありありと見て取れるようになるのです。
私たちが思っているよりもずっと、この身振り手振りを交えた会話の効果は大きいです。

是非、試してみて下さい。

会話を詰め込みすぎない

次に、会話の内容を詰め込みすぎないことです。
これは、まじめな介護士・看護師さんに多い失敗です。

「少しでも相手の方に楽しんでもらおう」

「色々なことを伝えたい」

そういった情熱が強すぎる余り、一度に沢山の内容を会話に詰め込みすぎてしまうのです。
ですが、同時に複数の話題を一度に処理するのは、実はかなり脳を酷使する作業です。

これを会話の中で高齢者の方に行ってもらうのは、ちょっと酷な話です。
折角の楽しい会話が、辛い頭脳労働に早変わりしてしまいます(^_^;)

話題は一つずつ、相手の理解のスピードに合わせて提供していきましょう。

高齢者の方の時間は、私たちよりゆっくりと流れています。
相手の時間の流れを感じつつ、あなたも会話のスピードを落として穏やかな関わりを楽しんで下さい。

表情を活用する

高齢者の方との会話に慣れていない方は、どうしても緊張が顔に表れてしまいます。

表情は硬く、会話もおぼつかない・・・
これでは、良いコミュニケーションはとうてい取れないでしょう。

そういった緊張は、高齢者の方へも伝わってしまいます。
お互いが緊張しながら行う会話・・・これでは、話が弾むはずもありません。

相手に緊張を伝えてしまうのは、あなたの表情です。
ですが、相手をリラックスさせ、会話を楽しい物に変えるのもまたあなたの明るい表情です。

笑顔で話をして下さい。
楽しく笑いながら、ころころと表情を変えながら話をしてみて下さい。

高齢者の方も、きっと釣られて笑顔で話をしてくれるはずですよ。

方言を交える

意外かもしれませんが、方言は高齢者の方とのコミュニケーションにかなり有効です。
少し方言を会話に交えるだけで、その人に対して親近感が湧き、話しやすくなるようです。

意識して多用する必要はありませんが、適度に会話の中で使っていきましょう。
方言も、会話を円滑に進めるための貴重なツールとなってくれますよ♪

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会話のネタ・話題

さて、コミュニケーションのコツについて理解できたところで、次に高齢者の方との会話のネタや話題について紹介したいと思います。

「何を話したら良いのか分からない」

これが、高齢者の方と話をする際に最も頭を悩ます課題ではないかと思います。
ですがもう心配いりません。

ここからは、高齢者の方との会話に役立つ話題を5つお伝えしていきます。

相撲

相撲は、特に男性高齢者の方と話す上では鉄板のネタです。
最近ですと、稀勢の里関の横綱昇進ネタはまず間違いなく盛り上がってくれます。

また、相撲通な方と話をする場合には今よりも昔の話題について話を広げてみて下さい。
若貴兄弟や大横綱・千代の富士について調べて話をしてみて下さい。

そういった名力士の取り組みをリアルタイムで見ていた方たちです。
1時間でも2時間でも、魅力について熱く語ってくれますよ(^^)

ニュース

テレビや新聞を毎日見ている高齢者の方は多いので、ニュースネタもおすすめです。
ですが、

  • 嵐の新曲
  • 内村航平選手の全日本10連覇
  • スマホの新商品

等の話題はいけません。
こういった話題は、高齢者の方が知っていない可能性も高いですし、仮に知っていても、恐らく話が広がりません。

それよりは、時事問題などの方が良いでしょう。

  • 政治
  • 日本の景気
  • 地域の話題

等が盛り上がる傾向にあります。
あなたも普段からしっかりニュースを見て、高齢者の方との会話のためにネタを仕入れておきましょう。

季節の話

季節のネタは、特に私がおすすめしたい話題です。

春なら桜や入学式、鯉のぼりや5月人形など。
冬なら雪や寒さ、こたつやお正月と言った具合です。

こういった季節ネタは本当に鉄板です。
何故なら、高齢者の方たちはその長い人生経験の中で、何十回も季節を巡ってきているわけです。

ですので、春夏秋冬それぞれに私たちでは想像も出来ないほどの思い出を抱えているのです。
季節のちょっとした話題をきっかけに、過去の話をしてくれる方も多いです。

余り関係が作れていない高齢者の方との会話は、まず季節ネタから始めるのが良いかもしれません。

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天気

会話自体が苦手で・・・と言う方は、天気の話題がおすすめです。
高齢者の方に限った物ではありませんが、基本的に天気ネタは外れません。

「天気の話なんて、すぐに終わってしまう!」

と思うかもしれませんが、それでいいです。
むしろ、長く話す必要はありません。

会話が苦手な方が無理に話をしていると、余計苦手意識が身についてしまいます。
それよりは

「今日は良い天気ですね」

「昨日は、雨なのに洗濯物干しちゃって大変でした」

等、一言で会話を終えてしまいましょう。
こういった会話でも、実は相手からすればかなり嬉しいものです。

心理学的にも、こうしたちょっとした会話を繰り返すことで信頼関係が構築されていくのは実証されています。

「一言しかしゃべれない・・・」

と落ち込む必要はありません。
その一言を話す勇気を持ったあなたは、その時点で素晴らしいです!

自信を持って、その一言の会話を楽しんで下さいね。

ご飯について

食事についてもおすすめです。

  • 以前作っていた料理
  • 好きな食べ物
  • 今日のお昼ご飯の感想

等、話す内容も多岐にわたるので話題が尽きる心配がありません。

話をするのが好きな方にはどんどん質問していき、逆に話を聞いていたい方にはあなた自身の好きな食べ物や料理体験などを語ってみましょう。

人間なら誰しも行う食事という行為。
その分、会話のネタとしてもうってつけです。

女性の介護士・看護師さんなら料理経験豊富な方や料理好きな方も多いはず。
趣味を仕事に活かして下さいね♪

相手も自分も楽しくなる会話をしよう

いかがだったでしょうか?
今回は、高齢者の方とのコミュニケーション会話のコツ高齢者の方との会話の話題・ネタについてお伝えしてきました。

色々なことをお伝えしてきましたが、一番大事なのはコミュニケーションを楽しむことです。
いくら上手に話が出来ても、あなたがつまらないと思っているとその気持ちは相手に伝わってしまいます。

まずは、会話を楽しんで下さい。
高齢者の方たちとのふれあいを満喫して下さい。

それが絶対、あなたと高齢者の方とをつなぐ、最高のコミュニケーションスキルに繋がっていくはずです(^^)

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