高齢者の肌

高齢者の肌は、若い人たちとは違います。
主な特徴としては、

  • 乾燥肌
  • 皮がむけやすい=表皮剥離
  • シミやしわが多い

等があげられます。

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どれも高齢者の方にとっては当然のことだと思います。

年を取るにつれて、自分の肌がカサカサになり、張りがなくなったと実感するのではないでしょうか。

少し擦りむいただけで、手足の皮が大きく剥けてしまうといったことがあるのではないでしょうか?
介護士の方などは、高齢者の方のケアをする際には表皮剥離に気を付けて体を洗ったり、介助を行っていることだと思います。

また、年配の方は自分の肌を見て、「最近シミが増えたわ~」等と友人の方と会話をすることもあると思います。

このように、高齢者の肌には数々の特徴があります。
今回は、その中でも特に話題となることが多い、高齢者の【乾燥肌】について語っていきたいと思います。

高齢者の乾燥肌は、皮膚トラブルの大きな原因の一つです。
しっかりと原因を突き止め、対策を考えていきましょう。

高齢者の肌が乾燥する原因

高齢者の肌が乾燥する理由は一つではなく、複数の要因が重なり合っている場合がほとんどです。

どんな要素が乾燥肌を引き起こすのか、一つずつ見ていきたいと思います。

加齢による乾燥

一番の理由は、やはり【加齢】によるものです。

高齢者の皮膚は、良く「昔に比べてハリがなくなった」等と言われますよね。

実は、若いときの肌に比べて、高齢者の肌はその水分量が約30%近くも減少しているとのデータが出ています。

ここまで水分量が減少するのにも当然理由があります。
一つは、皮膚の保水機能の低下です。

肌の保水に関わる物質の一つにセラミドがあります。
この物質は、肌の角層の中にある細胞や水分をつなぎとめる役割を果たしています。

肌の水分を保つためには飛鳥不可欠な物質なのですが、残念なことに加齢に伴い徐々にその数は減少してしまいます。

もう一つは、皮脂の減少です。
皮脂は肌全体の表面をおおっていて、水分が空気中に蒸発してしまうのを防ぐ、いわばバリアのような役割を果たしています。

ですが、加齢に伴いこの皮脂の分泌も減ってしまうため、結果としてさらに乾燥が進んでしまうのです。

つまり、加齢により【肌の保水機能】【肌のバリア機能】の両方が失われてしまうことで、徐々に高齢者の肌は乾燥していくのです。

空気の乾燥による乾燥肌

高齢者の体は、肌に限らずすべてがデリケートです。
わずかな気温や湿度の変化にも敏感で、すぐにその影響が表れてしまいます。

特に、空気の乾燥等による皮膚へのダメージは相当なものがあるとされていて、高齢者特有の皮膚トラブル(乾燥肌、全身がかゆくなる)が頻発してしまいます。

これは、室内、特にエアコンや暖房を入れている部屋で特に起こりやすいと言われています。
エアコンや暖房は、室内の乾燥を招きます。

この乾燥に高齢者の体が敏感に反応し、皮膚の水分が失われる等の皮ふトラブルが起こってしまうのです。

入浴による乾燥

「入浴は肌にいいのでは?」と思う方も多いと思います。

確かに、全身をお湯につけることになる入浴は、肌に水分を与えることはあっても、乾燥肌になってしまうというイメージは持ちにくいかもしれません。

実際、皮膚を清潔に保つためには入浴は欠かせません。
ですが、入浴の仕方を間違うと肌を傷つけ、乾燥させてしまう恐れもあるのです。

その要因となるのが

石鹸の使い過ぎ

体を強くこすりすぎること、です。

この二つの行為は、皮脂を多量に取り除いてしまうのです。

水分の蒸発を防いでくれている皮脂がなくなることで、体の水分はどんどんなくなってしまいます。

また、熱すぎる湯での入浴も肌にはよくないそうです。
あまりに温度が高いお風呂への入浴は、皮膚を傷めてしまい、さらには皮膚表面がぼろぼろとめくれてしまうことにもなりかねません。

望ましいお湯の温度は39℃と言われています。

ぬるま湯が好きな人、熱い湯船につかるのが好きな人、と色々な方がいるとは思いますが、37~40℃の間で入浴するのが肌には最も優しいようです。

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高齢者の乾燥対策

上にあげたような行為が、高齢者の肌にダメージを与え、乾燥肌を促進していたのです。
もしかしたら、皆さんにも思い当たる生活習慣があるかもしれませんね。

それでは、次は乾燥対策についてです。
高齢者の肌は、先ほど述べたようにとても敏感で、かつ繊細です。

細やかなスキンケアや対策を講じる必要があります。
これから説明する乾燥対策は、高齢者に限らず老若男女問わず有効なものばかりです。

皆さん是非試してみてください。

部屋の加湿による乾燥対策

乾燥は、肌には大敵です。
特に冬場は暖房やエアコンを使うため、すぐに室内は乾燥してしまいます。

ですので、エアコンなどを使用する際には、加湿をする工夫をしましょう。
一番簡単で効果的なのは、加湿器を使用することです。

近頃の加湿器は以前のように高音のスチームにはならないため、やけどなどの心配もありません。

アロマ機能付きの加湿器も多く売られていますので、安眠を助ける香りを使用すれば、乾燥を防ぎつつ夜間の睡眠を手助けしてくれるかもしれません。

加湿器が家にない場合には、濡れタオルを室内に干すだけでも効果的です。
寝る前に濡れタオルを一枚干していれば、夜間暖房を使用し続けても、部屋の乾燥がぐっと抑えられます。

保湿剤入り入浴剤

先程、乾燥肌の原因になると説明した入浴ですが、同時に乾燥肌対策にも役立ちます。
保湿剤入りの入浴剤を使用することで、皮膚全体が保湿され、肌が潤いを保つことができます。

なお、いくら保湿剤入りのお風呂に入浴してもそのあとで強く体をこするなどしては折角の保湿効果がすべて取れてしまいます。

入浴後に再度体を洗う際には、あまり強くこすらずに洗うことをオススメします。

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保湿クリームで乾燥対策

入浴後に、高齢者の方には保湿クリームを肌に塗ってもらいます。

入浴後すぐが一番肌の吸収力もよく、保湿クリームの保湿効果を最大限に発揮することができます。

湯船から上がると同時に、皮膚の水分はどんどんと蒸発してしまいます。
ですので、入浴後はできる限り早いタイミングで保湿クリームを体に塗ってもらうことが何より重要となります。

一番の乾燥対策は…

残念なことに、私たちは年を取るにつれ、段々と肌は乾燥しやすくなります。
ですが、これは嘆いても仕方のないことで、どうやっても防ぎようがありません。

それよりも大事なことは、自分たちに何ができるかです。
そのためには、常に皮膚に注意を払い、乾燥に気を付けることです。

部屋の加湿をしっかりし、保湿クリームを正しく使用する。
たったこれだけのことで、高齢者の方の肌へのダメージは本当に少なくなります。

逆に言えば、これらを怠れば、繊細な高齢者の肌はすぐにでもダメージを受けてしまうということでもあります。

高齢者の乾燥肌への一番の対策は、自分がそして周りが何ができるか考え実行に移していくことです。

難しいことが必要ではありません。
寧ろ、皮膚トラブルから身を守るのに必要なことは、単純なことを毎日続けることです。

保湿クリームの使用、正しい入浴、加湿器の使用…これら当たり前ともいえることをしっかりと毎日こなす。

これこそが、一番大事な乾燥肌対策なのです。

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