仕事辞めたい

介護士辞めたの私だ!という投稿が、ツイッターなどで話題になっています。
いろいろな理由で退職していく介護士ですが、実際のところは何が原因なのか・・・

平成26年度の介護労働実態調査によって得たデータから詳しく見ていきます。

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介護士辞めたの私だ!悲痛な叫びとは・・・

ツイッターなどで話題になっているのが、この介護士辞めたの私だという投稿です。

そこには悲痛な介護士の声や画像が添えられていました。
どれも思い当たるものばかりで、この投稿をした方たちがどれだけ辛い思いをしたのかも感じてしまいます・・・

リンク ➡ 『介護士辞めたの私だ』に届く悲痛な投稿

杖で殴られることもあります。

噛みつかれることなんてざらです。
両手に歯形の青あざができて、何日も取れなくなってしまうなんて日常茶飯事です。

ひっかかれて、腕から出血している自分を見るのにも慣れてしまいます。

ひどい施設になると給与は本当に10万円を切っているんです。
手取り15万円を超える介護士も、多くの場合月に5回程度の夜勤手当を足してようやくその額です。

いくら体調が悪くても、

ほかに人がいないんだから来て!
という一言で出勤を余儀なくされる介護士の方も実際にいるのです。

皆さん、本当にお疲れ様です。
その中で、ここまで介護士として高齢者の方・家族の方と接してきてくれて本当にありがとうございます。

私が言ったところで意味がないのかもしれませんが、ここでせめて少しだけ、同じ介護士として働いている身として言わせてください。

皆さん、本当にお疲れ様です!
ありがとうございます!!

底辺職という人もいるかもしれません。
死ぬ気でやれという人もいるでしょう。

そんな心ない人の言葉、気にしないでください!

皆さんは、誰よりも懸命に働いています。
どうか、現役で介護士をしている方も、介護職を辞してしまった方も、自分がしてきたことに自信を持ってください。

介護という職を選んでくれて、ありがとうございました!!

介護士の離職理由トップ5

介護士として離職する理由は、多種多様です。
ですが、どんな理由で辞めたのかその実態をつかんでいる人が意外と少ないようです。

そこで、ここからは公益財団法人 介護労働安定センターが発表した最新の介護離職理由を見ながらどんな理由で介護士の方が辞めざるを得なかったのかを追っていきたいと思います。

第5位 将来の見通しが・・・

第5位が、アンケートした人の15.9%の人が答えた『自分の将来の見込みが立たない』という理由によるものでした。

介護士は、本当に出世が難しい仕事です。
家族経営の施設もいまだに多い中で、10年以上勤務したベテラン介護士がいまだに役職もつかない普通の介護職員であるなんてことはざらです。

施設長になるなんて夢のまた夢、先輩社員の定年退職によるポストの空きを待ち続けなければならないのが介護職出世の現状です・・・

若いときはそれでもいいのですが、20代半ば頃になると、

  • 俺はこんな給料でこの先家族を養えるのか?
  • いつまでたっても貯金ができない
  • 一緒に就職した友人との給与額が10万円以上差がついた・・・

等たくさんの不安が出てきます。
その結果、介護という職を離れ新たな職を探す人が増えているのです。

第4位 収入が少ない

18.3%で第4位が収入が少ないでした。

手取り10万円台の介護士の方が大変多く、しかもその額が何年たっても改善されないのが現状です。

介護士の処遇改善加算が国から出たと一時期ニュースでにぎわいました。
しかし、介護職員のためにお金も、その実態は施設の運営費に回され職員には一切渡らないのが実情です。

施設によっては、

書類を書くのが面倒だ

という事務の理由だけで介護職員への支援金が出ないケースも・・・

業務がきついのはほかの仕事も一緒です。
ですが、業務のきつさと給与額が釣り合わないと感じる介護士が大変多いのも事実です。

給与だけで仕事の価値が決まるわけではないですが、少なくとも約5人に1人は給与が理由で介護職を辞しているのです。

第3位 ほかにいい仕事があった

将来の見通し、収入の低さで悩んでいるときに

こんな仕事あるんだけどどう?

と昔の友人から誘われた。

給与は今の倍近い、しかも頑張れが出世のチャンスも・・・
この人は誘いに乗って介護職を辞めて、その職場で新しく働くことになりました。

このようなことが介護業界では非常に頻繁にあります。
求人情報誌などでも、現在の仕事よりもはるかに賃金の高く、しかも業務による負担は減りそうな物が数多く掲載されています。

そんなものを見てしまっては、ほかの仕事についつい流れてしまう人がいても仕方のないことでしょう。

特に、生活のために仕事をしている方にとって少しでも待遇のいい仕事に就きたいというのは、うそ偽りのない本音だと思います。

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第2位 施設・法人への不満

22.7%で第2位が法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に対する不満からの退職でした。

特にベテランの介護士さんになると、自分なりの介護観というものが確立してきます。

  • この利用者さんにはこういう介護をしてあげたい
  • もっとこんな道具を使った介護をしたい
  • お風呂の設備が悪すぎる!
  • 人員配置が・・・

新人の時には見えなかった施設の悪い部分、嫌な部分も、働いていくうちにだんだんと見えてくるようになります。
そうすると、上層部や法人への積もり積もった不満が徐々に出てくるようです。

また、思い通りの介護をさせてくれない施設も多いようです。

  • 外出を増やしたいのに、新しい施設を建てる一方で人件費にお金を回してくれない
  • 食事の改善をしたいのに、利益優先のためご飯はおいしくならない
  • オシメはあのメーカーがいいのに、安さ優先で利用者の気持ちなど考えていない

現場と経営側ではどうしても意見は食い違うものです。
お互いに歩み寄りを見せず、運営側が一方的にすべてを決めてしまってはこのような不満が亀裂となり、ついには退職を招いてしまうのです・・・

第1位 職場の人間関係

第1位に輝いたのが職場での人間関係です。

まあ、どの施設でもいえることですが人間関係というものはとても大切です。
介護職を続けている友人の多くが、

仕事はきついし、待遇もよくないよ正直・・・でも、一緒に働いている人たちがいい人だから、何とか一緒に頑張っていけるんだ!

と言っています。
それだけ仲間は大切なものです。

まして、いまだ労働環境改善が進まない介護業界では、なおさら仲間同士の励ましが大きな力となります。

ですがこれは逆も言えます。
すなわち、人間関係が悪ければどうやっても介護職は続けられないということです。

どんなに理想に燃えていても、仲間が協力してくれなければいい仕事はできません。

顔を合わすのも嫌な人ばかりの職場で、どうしていい仕事ができるでしょうか?

介護職は、比較的狭い空間での仕事が余儀なくされます。
つまり、どんなに離れたくても同僚と顔わ追わせなくてはならないのです。

また、すべての仕事の基本が報告・連絡・相談で成り立っています。

利用者の方の体調も、今日のスケジュールも、認定調査などの日程決めも、全部コミュニケーション抜きでは務まりません。
ほかのどの職場よりも、人間関係が重視される仕事といってもいいでしょう。

まして、ほかの仕事のように

給与がいいから、我慢できる

といったことは介護業界ではほとんどありません。
人間関係こそが、対越しとして続けていくうえでの基本中の基本なのかもしれません。

その他

上位には含まれませんでしたが、実際には数多くの離職理由が存在しています。

  • 高齢者からの暴力に耐えきれない
  • モンスター家族の口撃にストレスで精神を病んだ
  • サービス残業を毎日何時間もさせられる意味が分からない
  • 理想があったが、現場を見て妄想だったと気づいてしまった

介護士の方にとって、どれもが一度は経験したことのあるつらいものではないでしょうか・・・

終わりに

今回は、介護士の方の離職理由についてまとめさせてもらいました。
一つだけ言っておきたいことがあります。

それは・・・

介護士に冷たい言葉を投げないでください!

上でも書きましたが、

底辺職

死ぬ気でやれ

といった言葉や、

介護なんて楽な仕事だろ?

仕事なんだから、不満を言わずにやれ

といったものまで様々な言葉があります。
これらの言葉は、すべてネット上で拾った言葉ですが、あまりに心ない言葉のように感じます。

どの仕事でもきついなんてことは、みんな分かっています。
ですがその中で、介護の現状を知ってほしくてみんなツイッター等を使って情報を発信しているのです。

心の中で思うのは自由です。
ですがみなさん、どうか少しだけその言葉を外に出すのは控えてください。

いつかはみんな年を取り、介護を受ける側に回る日が来るのですから・・・

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