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介護に携わる、全ての疲れている方へ送りたい18の言葉を今回は紹介していこうと思います。

介護は疲れる

介護は心身ともに疲れる仕事です。

相手に「やめてくれ!」等と言われながらの介助はストレスがたまるものですし、お風呂へ入れたり車いすに乗ってもらったりするのも見た目以上に体に負担があります。

私も介護士として働いている中で、介護をしているからこそ得られるものがたくさんあるのは知っています。
しかしそれでも、疲れがどんどんたまっていき、体や心を壊して仕事を辞めていく方が多いのも身をもって体感しています。

特に、心の疲れはそう簡単に抜けるものではなく、毎日毎日蓄積してしまい、ある日を境に大爆発を起こし、介護という仕事に対する常設を失う現象=燃え尽き症候群(バーンアウト)、介護うつなどになってしまいます。

また、ご家族を介護している方も同様です。
寧ろ、介護技術を習ったわけでもなく、家族という身近な方の介護をしているのです。
私たち介護士よりも、さらに心身の疲労は大きいと言ってもいいでしょう。

今回は、自宅で介護をしている人、仕事で介護をしている人問わず、『介護』という尊くも辛い行為に疲れてしまった方へ送る、心が軽くなる15の言葉を紹介します。

介護で疲れた心が軽くなる18の言葉

完璧なんてない

介護という仕事は、

「これが正解!」

という明確な答えがありません。
そのため、ついつい完璧を求めてしまいがちです。

ですが、実際にはそんなものは存在しないのです。
そもそも一人ひとり異なる人間相手の介護という仕事において、『完璧』なんて答え、あるはずがないのです。

完璧なんてない、まずはこのことを頭に入れて介護に取り組んでもらえたらと思います。

休もう

特に、自宅で家族介護をしている方に多いのですが、24時間365日介護が必要な方につきっきりという方もいるのではないのでしょうか。

その献身の姿は素晴らしいと思います。
ですが、それを続けてはいけません。

あなたが倒れてしまいます。

そんなことになって喜ぶ人なんて一人もおらず、悲しむ人がいるだけです。

幸い、現在は

  • 施設で数日間家族を預かってくれる『ショートステイ』
  • 週に数回、半日家族が通える場所『デイサービス』
  • 自宅にて介護のお手伝いをしてくれる『ホームヘルパー』

等自宅での介護を助けてくれる様々なサービスが存在します。

お近くの地域包括支援センターなどに相談して、こういったサービスを紹介してもらうのは決して家族への介護を投げだしたということにはつながりません。

あなたが休息をとり、心をリフレッシュすることが家族へのよりよい介護へとつながっているのですから。

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苦労をした人にはそれと同じ量の喜び、ご褒美がくる。楽あれば、苦あり。苦あれば、楽あり。

美輪明宏さんの言葉です。

介護という仕事が、あなたにとって辛いときもあるでしょう。

ですが、苦労は何時までも続きません。
苦しいときがあれば、必ず楽しいときがやってきます。

今だけでなく、明るい将来に目を向けましょう!

一杯のコーヒーはインスピレーションを与え、一杯のブランデーは苦悩を取り除く

作曲家・ベートーヴェンの言葉です。
彼のような世界的に活躍したような人物でも、こういった言葉で休息の大事さを説いています。

介護に疲れたら、少しその場を離れて、コーヒーでも飲みましょう。
たまには、友達と一緒にブランデーでも飲んで、心の疲れを全部吐き出しましょう。

疲れた時は、胸を張って休んで良いのです。

生きる日のよろこび、悲しみ。一日一日が新しい彩りをもって息づいている

日本の誇る芸術家、岡本太郎さんの残した一言です。

私たちは、ついつい目の前のことにとらわれてしまいがちです。
いつも介護で疲れた日々が続いてしまうと、

「毎日同じことの繰り返しで嫌になる・・・」
なんて思ってしまうことも。

ですが、今日と明日は違う日です。
気持ちを切り替えて、新しい喜びに目を向けましょう。

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一人じゃない!

特に自宅での介護をしていると、ついつい自分ひとりが介護で苦労しているんだ・・・と悲観的な気持ちになってしまいがちです。

しかし、日本中、あなたと同じような悩みを抱えている方がたくさんいます。
今では家族介護の会なども豊富で、日本全国の都道府県に同じような悩みを抱える人同士が集まって話をする場所があります。

また、ネットやSNSの普及もあり、介護に関する情報交換を行うことも昔に比べてかなり容易になってきました。

あなたは一人じゃありません。
苦しみをや悩み抱えるのではなく、みんなで分け合えばいいんです。

苦しみは成長から生まれる副産物。それだけで終わってしまうことはありません

小説家、アイザック・マードックの残したこの言葉。

介護をしている中で、たくさんの苦しいこともあるかと思います。

  • 将来の不安
  • 経済的な負担
  • 介護ストレス
  • 介護疲れによる体の故障・・・

沢山の苦しみがあったと感じる方も少なくないはずです。
ですが、それらの苦しみや苦い経験が、あなたを成長させてくれます。

私も、介護で腰を痛め、一度は歩くこともできなくなりました。
医者からも、車いす生活を免れなくなるだろうと宣告を受けました。

ですが、そのことがあったからこそ大学院に進学して自分のような介護で不幸になる人間を一人でも減らすという目標ができました。

故障して、職場を異動になったからこそ、人生の師というべき方にお会いして様々なことを勉強させてもらいました。

苦しみは、その瞬間は本当に辛く、耐え難いものです。
歩けなくなる、と宣告されたときには時節すら考えた私には痛いほどわかります。

ですが、それを乗り越えた先に、成長という何事にも代えがたい報酬が待っているのです。

しあわせはいつも、じぶんのこころがきめる

日本が誇る詩人 相田みつをさんの言葉です。

お父さんの介護!?・・・大変ね~

介護士として働いているの?・・・キツイ仕事だ。なんで転職しないの?

こんな言葉をかけられたことが、一度はあるのではないでしょうか?

どうも世間では

介護=不幸

というイメージが出来上がってしまっているように感じます。
こういった心ない一言は、私たちの心を思った以上に痛めつけます。

しかし、これは所詮相手の勝手なイメージです。
私たちがこの言葉にとらわれて「ああ、私は不幸なんだ」等と落ち込んでしまう必要は一切ないのです。

今の状態が幸せか不幸か、決めるのは知らないだれかではなくあなたです。
何と言われても、自分は幸せだと胸を張っていきましょう。

自分の考えをすべて受け入れる

作家、ジェリー・ミンチントンの書いた著書の中にあるこの言葉。

介護をしていると、疲れてしまいますし、ストレスも溜まってしまいますよね。
そうなると憂鬱な気分になっていき、

もう嫌だ!

なんで私がこんなことまでしたあげなきゃならないの・・・

あんなことまで言われて、腹が立つ!!

と思ってしまうこともあるかと思います。
そして、そんなことを思ってしまう自分にまた嫌気がさしてしまったり・・・

しかし、ジェリー・ミンチントンはそんな自分を責めてはいけないと言っています。
人間は、本当にたくさんのことを考えています。

すべての人間は必ず醜い考え方を心の中に抱いてもいるものなのです。
しかし、その考えもまた大事な私たちの一部であり、それを見ない振りしたり消し去ろうとするのは、自分を否定するものであり、あまりに愚かな行為です。

自分がどんな考えを持ったとしても、自分を責めないでください。
あなただけではありません。

皆、同じ思いや悩みを抱えています。
安心してください。そして自分にもっと優しくしてあげてください。

自分にもっとやさしくなってもいいのよ

アドリエンヌ・リッチという、米国のユダヤ系女性詩人の言葉です。

私たちは、何かにつけて自分を責めてしまいます。
介護の仕事をしていると、ついつい

もっとこうしてあげたらよかったかな?

ああ、もしかしたら嫌な思いをさせてしまったかもしれない。

なんて考えてしまいます。
ですが、それを考えて何になるでしょうか?

もちろん、失敗してしまったことがあればなぜそうなったしのか理由を考えるべきですし、今後は同じようなことをしないように気を付けていく必要があるかもしれません。

ですが、完ぺきな人間がいないように完璧な介護なんでないのです。
にもかかわらず、自分のした行為全てにダメな点を探し、そして公開するのはあまりにも苦しいものです。

もっと自分に優しくしてください。
あなたが思っている以上に、あなたは頑張っているのですから。

今後のことなんかは、ぐっすりと眠り忘れてしまうことだ

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イギリスの詩人であり作家でもあったシェイクスピアの残した言葉です。

家族の介護というものは、本当に忙しいものです。

自分のこと、仕事、家族のこと、さらには介護まで・・・
沢山のやるべきことは、次第に重荷となって私たちを苦しめるようになってしまいます。

色々な悩みが積み重なって心身のともに疲れ切ってしまうことはないでしょうか?
そういった時は、いったん悩むのを止めましょう。

将来への不安も、介護の疲れも、ストレスも!
全部おいておきましょう。

ぐっすり寝て、心身ともにリフレッシュすれば、案外気持ちも晴れやかになり、やるべきことも見えてくるものです。

自分は味方だよ。信頼すべき己を敵としてしまった時こそ人は真の敗北者になってしまうのさ

めだかボックスという漫画に登場した、安心院なじみというキャラクターの言葉です。

自分を責めることの愚かさと、自分を信用し、信頼することの大切さを簡潔に説いてくれている言葉です。

介護という仕事が嫌になってもいいじゃないですか。
ついついイライラして、心ない一言がこぼれてしまっても、あなたの本音ではないのですから。

自分は敵ではなく、信頼すべき最強の味方なのです。
少しの失敗を、まるで重罪のように攻め立てないであげてください。

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心が痛い日だってそりゃあるわ

アメリカの女性ブルース歌手、マ・レイニーのこの言葉。

誰だっていつもいつも明るく元気でいられるわけがありません。
時には落ち込んでしまいますし、泣きたくなるときだってあるでしょう。

心がつらくて仕方ない日もあって当然です。

介護という仕事に向き合うことに疲れることもあると思います。
ですが、そんな自分の気持ちもありのままに受け入れてあげてください。

それはだれにでも訪れる、当たり前の一日なのですから。

どんなに暗くても、星は輝いている

アメリカの詩人・エマーソンの一言です。

家族への介護がいつまで続くのか分からない、そんな先行きの見えない不安に押しつぶされそうになることはありませんか?

介護士として働いている自分の将来性に不安を感じて、怖くなってしまったことはあるのではないでしょうか。

介護に疲れ、イライラしてしまい、そんな自分に嫌気がさして・・・この繰り返しで心身共にすり減ってしまっているのではありませんか?

自分の人生は真っ暗だ。

思わず、そう嘆きたくなってしまう時もあるかと思います。
希望が見えず、不安しか感じられない時期が必ずあります。

私自身歩けなくなった時はまさにこの状況でした。
歩けない自分に恐怖し、将来に絶望し、何もかも投げ出したくなりもしました・・・

ですが、そんな中にでも必ず希望は輝いています。
それも、意外と近くに。

この記事を見てくださっているあなたにとってそれが何なのかは私にはわかりません。

家族の助けかもしれませんし、かけがえのない友達との友情かもしれません。

私のように、ケガをしたおかげで見えた自分のやりたいことが希望となる人もいるはずです。

ここで言いたいのは、ただ一つ。
誰にでも、必ず希望はあります。

絶望しかないように見えたなら、それは希望が見つかるチャンスの時なのかもしれません。

解決できない問題なんてないさ

世界的アーティスト、ビートルズのリーダージョン・レノンが私たちに送ってくれたこのメッセージ。

私たちは、難しい問題に直面してしまった時、

この問題は解決できない

もうどうしようもない

と絶望してしまいます。
ですが、どんな問題であれ、必ず解決策は残されているものです。

それは、今まで不可能を可能にしてきた偉人たちが証明してくれています。

幸い、ネット全盛のこの時代、望む知識の多くはインターネットを活用することで手に入ります。

自分で解決できない問題ならば、ほかの人の力を借りればいいのです。

ネットで調べてください。

SNSで、同じように介護の悩みを抱えている方に気持ちをぶつけてみてください。

友人や家族に助けを求めることは決して卑怯なことでも、困難から逃げたことにもならないのです。

一人で解決できなければ、みんなで一緒に解決していけばいいのですから。

たまには休むのもひとつの仕事じゃない?

トーベ・ヤンソンというフィンランドの画家であり、児童文学作家でもあった人物の一言。

家族介護に一生懸命になることは、とても尊いことですし、家族の方も喜んでくれると思います。
仕事に打ち込み、毎日残業して高齢者の方のため尽力する姿は美しいものなのかもしれません。

ですが、頑張りすぎは禁物です。

福祉の世界では、大前提として

自分が幸せでなければ、他人を幸せにすることはできない

という考え方がぞんざいします。

疲れ切った心と体で介護を行い、相手を幸せにすることができますか?

たまには休息をとり、心身ともに休ませてあげることも立派な介護であり、仕事なのです。

まず、自分をほめる

これも、先程紹介したジェリー・ミンチントンの著書より抜粋した一言です。

介護に携わっている人は、本当に毎日懸命に働いています。

もちろん、これは介護の現場に限ったことではないのかもしれませんが、少なくとも私は介護の仕事をしていて手を抜き適当に毎日仕事をしているような人間を知りません。

家族の方を介護している方も同じです。
毎日、家族のことを思い、自分ができる精一杯のことを行う。

少しでも技術を磨くために、仕事の合間にヘルパー講習や本を読んで介護技術を磨いている方にもたくさんお会いしました。

こんなにも頑張っているにもかかわらず、皆さん何故か

もっと頑張らないと・・・

と口にします。

頑張っています!
あなたは、これ以上ないほどに頑張っています!!

自分を褒めてあげてください。

よく頑張っているな

毎日偉いよ

と、どうか自分に声をかけてあげてください。
あなたは、もう、十分に頑張っているのですから。

僕は悪くない

先程紹介した、めだかボックスという漫画より抜粋しました。
人気投票一位も獲得した大人気キャラクター、球磨川禊の代名詞ともいえる一言です。

僕は悪くない

この言葉を、どうか皆さんにも覚えておいてほしいと思います。

介護関係の仕事をしていると、時折、自分自身に自責の念を持っているような方が見られます。

  • 家族を施設に預けていること
  • 家族の辛さを分かってあげられない
  • 認知症の方の訴えを理解できない
  • イライラして、ひどい考えが浮かんできた

こんな自分を、ずっと攻め続けているようなのです。

これらの行為は、そんなに悪いことですか?
・・・いいえ、違います。

少なくとも、あなたが自分を責め続けるような行いでは決してありません。

どうか、無意味な自責の念にとらわれないでください。
介護のプロにご家族を預けるのは正解の一つです。

認知症の方にとって大事なのは、完全な理解者になることではなく、理解しようと相手に寄り添って話を聞く行為そのものです。

出来ないことがあってもいいんです。
イライラして、なにがいけないんですか?

あなたは悪くない。

終わりに

いかがだったでしょうか?
今回紹介した言葉が、ほんの少しでも介護に疲れたあなたの心を励まして、あるいは癒してくれたなら幸いです。

介護をしていると、必ず疲れてしまう時が来ます。
そんな時は、休んでください。

誰かに頼ってください。
そして、決して自分を責めないであげてください。

あなたは、もう充分に頑張っているんですから。

どうか、自分を大切にしてあげてくださいね。

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