胃腸風邪にはこの薬

胃腸風邪、という病気をご存知でしょうか?
この病気、腹痛や熱など様々な症状を伴って私たちを苦しめてきます。

胃腸風邪の時の食事・薬・病気の潜伏期間など気になる点をすべてお伝えします!

胃腸風邪って?

そもそも、胃腸風邪ってどういう病気なのかご存知でしょうか?
名前から誤解されがちですが、胃や腸が風邪をひいてしまう病気では断じてありません。

というか、胃腸は風邪をひきません。

胃腸風邪とは、風邪のようにほかの人に感染してしまう恐れのある胃腸炎症状(腹痛・下痢・嘔吐など)の俗称です。
つまり、正式な病名ではないのです。

正式な病名は、『感染性胃腸炎』です。
こちらは聞いたことのある方も多い名前ではないでしょうか?

・・・というか、こちらの名前のほうが知っている方多いのですから、感染性胃腸炎で統一したほうがいいのではと思うのは私だけでしょうか?

スポンサーリンク

胃腸風邪の症状

胃腸風邪=感染性胃腸炎には、いくつかの症状があります。

その中で特に多いのは

  • 激しい腹痛
  • 下痢や血便
  • 咳や鼻水、発熱等の風邪症状
  • 胸やけや嘔吐
  • 関節痛

等です。
胃腸が炎症を起こしているわけですから、下痢や嘔吐といった胃腸に関係する症状が多く起こります。

その一方で、咳や鼻水といった風邪のような症状も現れ貴方を襲うことがあります。
嘔吐物や排せつ物から他者へ感染する可能性もあるので、ご家族や医療関係者の方も十分に注意して感染した方と接してください。

そもそも胃腸炎には全部で3つの種類があります。
種類に応じて、その症状や感染の危険性なども大きく異なります。

こちらの記事にて胃腸炎に関する情報をまとめて紹介してありますので、詳しく知りたい方はぜひ見ていただければと思います。

関連 ➡ 急性胃腸炎の症状は!?

胃腸風邪は熱も出る

胃腸風邪は、名前からして胃や腸に関係する症状が出ると思われがちですが、実際にはそれ以外の症状もあります。
その中でも最も意外な症状の一つが高熱です。

実は、胃腸風邪になった方の中には微熱~高熱を出してしまい寝込んでしまう方も多いのです。
そのため、風邪と混同してしまうことも多くなっています。

下痢や腹痛といった胃腸風邪独特の症状を、熱があるだけで

風邪で体調を崩しているからかな?

と勘違いしてしまう方も多いようです。
そもそも、風邪をひいたときに熱が出るのは体内のウイルスを排除するためにほかなりません。

そして、それは同じくウイルスによる感染症状である胃腸風邪にあっても同じことが言えます。
胃腸風邪の発熱は、いわば体がウイルスを倒そうと頑張っている防衛反応の結果なのです。

基本的に、風邪をひいただけで高熱が出ることはあっても、激しい嘔吐や下痢が起こることはまずありません。
そういった症状は胃腸に何かしらの異常が起きていなくては発生しません。

もしあなたが今度高熱と下痢や嘔吐を併発した時には、胃腸風邪による体調不良が引き金となっている可能性を疑ってみてくださいね。

胃腸風邪の時の食事

胃腸風邪の時の食事については

水分

食べ物

二つの観点から考えていく必要があります。
このどちらが欠けてしまっても、胃腸風邪の時の食事としては不十分です。

この両方のポイントをしっかり押さえておくことにより、初めて理想的な胃腸風邪をひいた時の食事メニューが考えられるのです。
それでは、まずは水分から見ていきましょう。

脱水を防ぐには経口補水液!!

胃腸風邪の場合、2~3日は激しい腹痛や嘔吐、下痢などの症状に襲われます。
この間は無理をせず、脱水を防ぐために水分を摂るにとどめましょう。

この時の水分とは、経口補水液が一番のおすすめです。
スポーツドリンクでは糖分が強すぎてしまい、弱った胃腸には刺激が強すぎてしまう負担がかかるのです。

また、冷えた飲み物も同様に胃腸へかなりの負担をかけてしまいます。

胃腸風邪の時はとにかく体調が悪く、常に吐き気も付きまといます。
この状態で水分を摂ろうとはもしかしたら思わないかもしれません。

ですが、下痢のせいで体からはかなりの水分が出てしまい、胃腸炎患者の多くは脱水症状かそれに近い状態にあるといえます。

小さな子供や高齢者の方が下痢による脱水症状を起こし、体調を崩してしまうのは実は非常に多いケースです。
多少身体がきつくても、無理をしない範囲で水分は口に入れておきましょう。

 簡単な経口補水液の作り方はこちらから!!

胃腸風邪時の食べ物は消化が良いものを!!

胃腸風邪になった時というのは、とにかく胃腸が弱っている状態でもあります。
腹痛や下痢の症状がみられるときには決して刺激物を口にしてはいけません。

辛いものや塩分の強いものは、胃腸に負担をかけてしまいます。
ただでさえ胃腸風邪で弱っている時にこのような刺激物を食べてしまっては、病気が長引いたり症状の悪化もあり得ます。

胃腸に負担をかけない、優しい食べ物を食べることが望ましいです。
特にオススメな食べ物は、おかゆです。

おかゆは暖かいので胃腸を程よく温めてくれますし、消化も良く体にも優しい食べ物です。
少量の塩で味付けすることにより、下痢などのために不足している塩分を体に負担なく摂取することもできます。

うどんも消化しやすい食べ物です。
麺にもうどんの汁にも塩分が含まれているので、こちらも脱水症状の予防につながります。

ただし、一見食べやすいものである

  • 冷やしうどん
  • 冷ややっこ

等は口にしてはいけません。
冷たい食べ物は胃腸を刺激してしまい下痢を引き起こします。

暖かく、消化の良いものを口にして回復を待ちましょう。

スポンサーリンク

胃腸風邪に効く薬

胃腸風邪になったときにはどんな薬を飲めばいいのでしょうか?
病院に行って処方してもらえばいいのですが、仕事の関係などからどうしても病院にすぐに歯向かえない時ってありますよね。

そんなときの強い味方が、薬局などで気軽に購入できる市販薬です。
私が特にお勧めしているのは以下の6つです。

  • 新ビオフェルミンS
  • ワカ末錠
  • ファスコン整腸剤プラス
  • 強ミヤリサン錠
  • ヤクルトBL整腸薬
  • ブスコパンA錠

選ぶポイントの一つは、下痢を止めないということです。
確かに下痢や嘔吐は、症状が重いとかなり辛い思いをすることになります。

ですが、これらの症状が体が必要だと考えたからこそ起こっている出来事なのです。
というのも、下痢や嘔吐は私たちの体の中にいるウイルスや菌を体外に排出するという重要な枠割を担っているのです。

そのため、あまりに強い下痢止めを飲んでしまうと胃腸炎を引き起こした体の中のウイルスがいつまでも体内に残り悪さを続けてしまうのです。

上に書いた薬は下痢止めの効果よりも、むしろ整腸作用(胃腸の調子を整える働き)を重視した薬となっています。
こういった薬なら、体外へのウイルス排出を邪魔することなく胃腸の状態を回復する手助けをしてくれます。

下痢止めでなく、整腸剤。

これは、胃腸風邪に限らず胃腸炎などの病気にも同じことが言えるので覚えておいてくださいね。

ただ、市販薬は誰にでも手に入る一方で万人向けのため効果は病院の薬よりも低いです。
ですので、市販薬を飲むのはあくまで病院を受診するまでのつなぎ程度にとらえておくのが良いでしょう。

仕事で忙しい人が多いとは思いますが、なんとか時間を作り早めに病院を受診しましょう。
結局それが胃腸風邪完治への一番の近道につながるのです。

ウイルスの潜伏期間

胃腸風邪のウイルスは、体内で1~2日は潜伏しているそうです。
そのため、症状が出ていなくてもすでに胃腸風邪にかかっていると言うことが考えられます。

はじめに書いたように、胃腸風邪は風邪と同じように人から人へと感染し勢力を広げていく厄介な病気です。
特に感染の危険性が高いのは集団生活を行う場所です。

  • 保育園・幼稚園
  • 学校
  • 会社
  • 高齢者施設

これらはすべて感染の危険性が非常に高い場所といえるでしょう。

胃腸風邪の症状がある人は、嘔吐物や便の中にウイルスを多量に含んでいます。
そのウイルスが、上に挙げたような閉鎖された空間ではずっと留まってしまい、爆発的に感染者を増やしてしまう可能性があるのです。

いわゆるパンデミック(感染大爆発)です。

これを防ぐのは、感染した人、感染してない人双方の行動がとにかく重要です。

もし嘔吐や下痢といった症状がある場合には外出しない。
買い物なども控え、すぐに病院を受診しましょう。

これだけで、ほかの人を感染させてしまう可能性はかなり少なくなります。

また、感染していない人であっても自分を守るための対策は必要です。
感染者が会社など自分が属している集団の中で発生した場合には

  • 手洗いうがいの徹底
  • マスク装着
  • 人ゴミにはいかないようにする

等、できる範囲で感染を予防するように心がけましょう。

終わりに

いかがだったでしょうか?
今回は胃腸風邪でも熱が出るということと、胃腸風邪になった時の食事、薬、潜伏期間などについて説明させてもらいました。

簡単に今回の情報をまとめますと

  • 胃腸風邪でも熱は出る
  • 胃腸風邪の時に消化のいい食事を
  • 水分補給はスポーツドリンクじゃなくて経口補水液
  • 市販薬を飲むときは整腸剤を選ぶ
  • ウイルスの潜伏期間は1~2日

です。

私自身、半年ほど前に胃腸風邪=感染性胃腸炎になりました。
症状が重く、嘔吐・下痢・39℃近い高熱という症状が出てしまった私は病院を受診し、そのまま入院となってしまいました。

その時のことは今でも覚えていますが、歩くこともままならないほどの高熱とそれに伴う倦怠感。
消えない吐き気、止まらない嘔吐・下痢。

生き地獄とはこのことかというほどの苦しみでした・・・
お医者さん曰く、めったにないほどの重度な胃腸風邪だったそうです。

実は前日から体調不良ではあったのですが、すぐに治るだろうと我慢した結果が次の日の発症でした。
早期受診・早期治療を行うだけで、同じ胃腸風邪でも症状の重さは全然違うそうです。

皆さんは体調が悪いと感じたら早めに病院を受診し、適切な処置をしてもらってくださいね。

最後に、関連記事のほうでこれまで当サイトで取り上げた病気に関する情報をまとめた記事を紹介させてもらっています。
心筋梗塞・肝硬変といった生活習慣と深く関連した病気も多く取り上げていますので、健康維持のための参考にしてもらえればと思います。

関連記事

➡ 病気に関するまとめ記事はこちら!!

➡ 急性胃腸炎ってどんな病気?治し方のすべてを紹介!!

➡ そもそも夏風邪っていったいどんな病気なの?

スポンサーリンク