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高齢者施設のひな祭りは…

3月の季節行事は?と尋ねれば、

『ひな祭り』

が一番最初に思い浮かぶかと思います。
高齢者の方にとっても、当然思い入れが深いイベントの一つです。

特に、女性の高齢者の方、あるいは女の子を育てた方にとってはいろいろな思い出の詰まった大事な行事だったのではないでしょうか。

高齢者施設でひな祭りを行うのは、こういった方たちに喜んでもらうためです。

「ひな祭りは女の子のための行事だから…」

「内は男性の利用者の方も多いからどうかな?」

と敬遠する施設もあると聞きます。
ですが、そういった利用者の方たちの多くも、昔は女の子であり、あるいは父親であった方たちです。

だからこそ、ひな祭りという行事を行うことによって、昔の楽しい思い出に浸ってもらうことができるのです。

高齢者の方たちにとっては、今の生活はもちろん大切ですが、自分が若かった頃の思い出はとても大事にしていて、自分の中で宝物のように大切に保管されています。

時には、こういった季節行事を行うことで、その思い出を掘り返してみる機会を提供しましょう。

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ひな祭りのレクリエーション

それでは、さっそくひな祭りにおススメのレクリエーションについて紹介していきます。

節分では豆まきなどで体を動かしましたが、ひな祭りではどちらかというと物作りがメインとなります。
というのも、ひな祭りという行事について考えてみてください。

 

一番大変なことは何でしょうか?
…そう、

ひな祭りというイベントの準備です!

このひな祭りにむけての準備としては、

  • ひな壇の準備
  • 人形の配置の確認
  • 飾り方
  • ひなあられの準備

と、あげていけばきりがありません。

ひな壇一つとっても、あの大きなひな壇を家のどう用意するか、どこに置けば一番見栄えがいいか、子供たちがケガしないようにするにはどうしたらいいか…と準備する家の方の苦労が聞こえてくるようです。

ですが、このように苦労し、考えて準備するからこそ、高齢者の方の心にもひな祭りという行事は強く印象づいているのです。

この苦労は、是非高齢者の方にも思い返してもらいましょう。
折角の季節行事、自分たちで準備からしたほうが楽しめますし、

「昔娘が小さいときに、大きなひな人形を欲しがって困ったよ」

「準備もだけど、片づけも大変だったな~」

等の、高齢者の方同士の会話を促すのにも役立ちます。
このような理由で、高齢者施設のひな祭りではレクリエーションは物づくりが多くなることが好ましいようです。

折り紙でお雛様

それでは、さっそく紹介していきます!

まずは、定番のお雛様作り。
その中でも特に多くの施設にてレクリエーションとして行われているのが、折り紙を使ったお雛様作りです。

もちろん、手先が器用な方、元気な高齢者の方が多い施設などでは手の込んだものを作ればいいと思います。
ですが、そういった元気な利用者の方ばかりの施設というのは少ないはずです。

ですので、凝ったものではなく、簡単で誰でもできるような折り紙を作りましょう。

施設職員がお手本を見せるのもいいですが、高齢者の方の中にはそういった手作業がとても上手な方が大勢います。
そういった方に、先生として他の方たちに指導してもらうのもオススメです。

この時、すべてを先生役の人に任せるのではなく、教える際のフォロー、できない人への上限など細かい気づかいは職員が行うのを忘れずに!

http://www.origami-club.com/hina/(参考:おりがみくらぶ様)
折り紙でお雛様を準備する際には、ぜひこのサイトを参考にしてみてください。

お雛様だけではなく、屏風・ぼんぼり・ひな壇のすべての折り方が細かく書いていてとても分かりやすいです。

ひな壇の飾りつけ

最近の高齢者施設では、ひな壇・雛人形をしっかりと自施設で準備している所も増えてきています。
しかし、そういった施設では多くの場合

「危ないから」

「自分たちでやった方が早いから」

といった理由で、全ての準備を職員間だけでしてしまうことがほとんどです。
これは実にもったいない話しです。

レクリエーションは、物を作ったり、体を動かすだけではありません。
このように、行事の飾りつけを職員と一緒に行うことも立派なレクリエーションなのです。

自分たちでやった方が早い、というのは確かかもしれません。
ですが、高齢者の方と接する職員の目線で考えてみてください。

折角レクリエーションとして活用できる機会があるのなら、使わない手はありませんよね?
ぜひ活用してください。

ちなみに、私の経験では、いつもより一週間ほど早めに少しづつ準備を始めていけば、多少準備が手間取っても例年通りひな祭りの準備は問題なく終わると感じています。

サイコロを振って!

これは、簡単なレクリエーションの一つです。
その名の通り、利用者の方にサイコロを振ってもらうだけのレクリエーションです。

調べてみたところ、高齢者施設でのひな祭りは、このようにサイコロを使うレクリエーションが多いようです。
ですが、せっかくのひな祭りに

サイコロを振って大きな数が出たら勝ち!

などのありきたりのゲームではつまらないですよね?

私は、このサイコロゲームにひな祭りらしさをプラスすることをオススメします。

例えば、

★3人一組になって、サイコロを振ってもらう。
チームの合計数が、三月三日にちなんで、6(3+3)、9(3×3)33(3を二つ並べた)になった方の勝ち

★利用者の方全員参加のトーナメント戦!3が出た人が勝ちの勝ち残り戦です。
最後まで残った二人には男雛・女雛に扮してもらい記念撮影。

等いかがでしょうか?

いつものレクリエーションに、ちょっとひな祭り要素をプラスするだけで意外と利用者の皆さん楽しまれますよ。

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サイコロづくり

先程のレクリエーションに合わせたものです。
これも簡単で、その名の通りサイコロを利用者の方に作ってもらいます。

お雛様の準備だけでは、どうしても手伝える利用者の方の数が決まってしまいます。
ですが、

私も何か協力したい!

と思ってくれる利用者の方は意外と多いものです。

そこで、このサイコロづくりです。

「ひな祭りの日に、レクリエーションで使うから作ってほしいのですが…」

とお願いすれば、利用者の方は自分だけの役割だと思って真剣に取り組んでくれます。

また、この時出来るだけ大きなサイコロを作ることをオススメします。
小さいと利用者の方がレクリエーションを行っている最中に見えませんし、準備してくれる方も作りにくくなります。

初めに大きさの分かるように作り方を書いた紙を用意したり、職員が一緒に作るなどすることでこういった大きさに関する失敗は解消されます。

サイコロもただ1~6の数字ではなく、2の目を男雛・女雛の絵にするなどの工夫を入れることでより楽しいひなまつりを迎えることができます。

皆で記念撮影

これもそのままですね。
折角ひな祭りの準備、ひな壇の飾りつけなどを行ってくれた空間があるのです。

是非、利用者の方たちに記念撮影をしてもらいましょう。

私がオススメするのは

  • 一人ずつ、男雛・女雛の衣装を着ての写真
  • みんなそろって、ひな壇を背景にした集合写真
  • (ひな壇がない場合)職員が両端で男雛・女雛の格好に扮し、他の方が真ん中に集まっての集合写真

等です。

また、準備中の様子、レクリエーションに参加しているときなどの様子も写真にとっておき、そちらも一緒に現像⇒利用者の方にプレゼントすると本人だけでなく家族の方も本当に喜ばれます。

介護職も、やはり利用者の方=お客さんがいないと成り立たない商売です。
こういった予想していないサプライズのプレゼントも、末永く施設を利用したもらうためにも、時には必要かもしれません。

ひな祭りの歌を歌う

やはり、歌は欠かせないレクリエーションと言えます。
ここで歌う歌は、定番『うれしいひなまつり』がオススメです。

私たちのような若い世代でも

「明かりをつけましょぼんぼりに~」

というフレーズは、ひな祭りが近づくと無意識に頭に浮かび上がってきます。
まして、高齢者の方にとってはなおさら思い入れが深い一曲になっているはずです。

何曲か歌うのもいいのですが、あえて一曲だけにするのもおすすめです。

ひな祭りの余韻を残してさっぱりとレクリエーションを終えれば、そのまま利用者の方同士での会話が弾みやすくなります。

ひな祭りに関連したおやつをふるまう

レクリエーションの後はおやつです。
体を動かした後には脱水を防ぐためにも水分補給が必要です。

ここも、定番中の定番

『ひなあられ』『甘酒』がオススメです。

ただし、注意点が。
ひなあられも、種類によっては固いものもあります。

それでも、歯がしっかりしている方には問題ないのですが、入れ歯がない方、歯が弱っている方は食べられないかもしれません。

また、飲み込みが悪い方には誤嚥の心配もあります。

このようなケースを防ぐためにも、買ってきたひなあられは事前に職員が一つ味見しておきましょう。
柔らかければ問題はないわけですし。

食べれない方が多い施設などの場合には、いっそのこと甘酒だけ提供するのも私は良いと思います。
甘酒も案外おなかに溜まるので、「ひなあられはいらない」という方も必ずいますしね。

そういった微妙なさじ加減は、職員の方の腕の見せ所です!

施設に合ったひな祭りを

いかがだったでしょうか?
今回は、高齢者施設でのひな祭りにおすすめのレクリエーションについて紹介させてもらいました。

もし一つでも参考になったものがあれば嬉しい限りです。
ただ、今回の記事に書いてあることをそのまま使用する場合には少し注意が必要です。

高齢者の方は本当に千差万別、様々な方がおられます。
そして、そういった方たちが通う、あるいは生活する高齢者施設は一つとして同じ特色を持ったところはありません。

今回挙げたレクリエーションは、あくまでどこの施設でも行うことができるベースのようなものです。
これを下地に、レクリエーションに参加してくれる方・そしてその舞台となる施設に合わせて作り変えていってもらえたらと思います。

最後に、季節レク全般についてまとめた記事を紹介していますので、こちらも参考にしてもらえたらと思います。

➡ 春夏秋冬!季節ごとのレクリエーション一覧!

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➡ ひな祭りの豆知識×クイズレクリエーション!!

➡ 大人気マルバツクイズ問題♪

➡ クイズを挟むと、最後まで飽きずに行事が進むみたいです。

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