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デイケア・デイサービスというのは皆さん一度は耳にしたことがあると思います。
同じような名前のこの二つの施設ですが、実は違いがいくつかあるのをご存知でしょうか。

ですが、その違いを知らず不利益をこうむってしまう高齢者の方も多いのが現状です。
そこで今回は、デイケアとデイサービスの違いについて説明していきたいと思います。

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デイケアとデイサービス

デイケア・デイサービスともに、町でよく見かけるのではないでしょうか?
特に身内に高齢者の方がいる場合、どちらかに通っている家族がいるという方も多いのではないかと思います。

どちらも高齢者の方にとっては心強い味方であり、頼れる施設ではないでしょうか。
家族の方としても、半日ご家族を預かってもらっている間に介護疲れをいやしたり、用事を済ませることが出来るわけですから助かっているのではないでしょうか。

しかし、この身近な二つの施設について詳しく知っている方は意外と少ないものです。
あまりに身近すぎて、その違いを考える気にもならないのかもしれませんね。

介護士をはじめとした福祉関係の職員であっても、その違いについて詳しく知らないという場合も。

とはいえ、当然デイケアとデイサービスではいくつも違いがあります。
しかも、この情報を知らないことで高齢者の方が損をしてしまう、あるいは知っていることで得するケースがたくさんあります。

今回はその二つの違いについて詳しく見ていこうと思います。

デイケア・デイサービスのイメージ

まずは、一般的な二つの施設の違いのイメージを尋ねてみました。
幸い、大学院や仕事の関係でそういった話を聞ける場を多く設けれたのでその中の意見をいくつか紹介します。

医療と介護?

ケアとつくので、デイケアは医療的なことをしてくれる施設。
デイサービスのほうは、医療的なサービスはないのではないかという考えの方が多かったです。

名前から思いつく違いはこの意見が最も多かったように思えます。
確かに、ケアと言われれば医療的なイメージが頭に浮かびますものね。

預かり時間?

保育所と幼稚園の違いのように、片方が午前中だけ、もう片方が夕方までといった具合に長い時間預かってくれるのではないかと考える方も。

時間による区別・・・ありそうですが果たして実際はどうなのでしょうか?

人数の違い?

  • デイサービスはよく聞くから、たくさんの人が入れる施設なのでは?
  • 10人以上か以下かで名前を分けている

というイメージもあるようです。
これもありそうですね。

特にデイケア・デイサービスは施設ごとにその規模も大きく異なるので、こういった考えを持っている方は多いのでは?

名前だけ?

これは、私が介護士になる前に思っていたイメージです・・・
特に違いはないのだけど、デイケア・デイサービスを好きに使っていると本気で思っていました。

病院に隣接している?

病院にくっついていたらデイケア、民家などでやっているのがデイサービス、という意見も多数ありました。
確かに、私の実家の周りにあるデイサービスは、全てと言っていいほど元民家でやっていますので、この説は有力な気もします。

いかがでしたか?
もしかしたら、皆さんもこの中に自分にも当てはまる考え方があったのではないでしょうか?

人によってさまざまなイメージを持っているデイケア・デイサービスですが、実際にはどんなところが違うのでしょうか。

デイケア・デイサービスの位置づけ

続いて、デイケアとデイサービス、それぞれの介護保険制度上の位置づけについてみていきます。

デイサービスは、介護保険制度上では通所介護と記されています。
主なサービスの内容は、

  • 施設への送り迎え
  • レクリエーション
  • 食事サービス
  • 入浴サービス
  • 機能訓練

です。
自宅での生活だけでは体調管理が難しい方、日常生活に何らかの支援が必要な方の利用が一般的です。

一方で、デイサービスは介護保険制度において通所リハビリテーションとして位置付けられています。
こちらは、病院や老健といった医療法人が運営している施設でのみ行われています。

主なサービス内容は

  • 主治医の指示に基づくリハビリテーション
  • 施設への送り迎え
  • 食事サービス
  • 入浴サービス
  • レクリエーション

です。

通所介護と通所リハビリテーション、これがデイサービスとデイケア、それぞれの介護保険制度における位置づけです。
さあ、それぞれがどういったものなのか分かったところで、いよいよ二つの違いについてみていきましょう!

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デイケア・デイサービスの違い

スタッフの違い

デイサービスのスタッフは

  • 常勤管理者1名
  • 生活相談員1名以上
  • 看護職員1名以上
  • 介護職員1名以上
  • 機能訓練士が1名以上

となっています。
この5人がいれば、デイサービスは開けるということです。

一方のデイケアですが、

  • 医師
  • 理学療法士、作業療法士、言語療法士が1人(利用者人数により変化)
  • 介護職員・もしくは看護職員

となっています。

大きな違いは、

医師

理学療法士、作業療法士、言語療法士らリハビリ専門職

この二つの存在と言えるでしょう。
デイケアはリハビリ専門施設です。

そのため、理学療法士をはじめとしたリハビリ専門職がデイケアには必ず在籍しており、彼らから個別にリハビリを受けることができます。
また、医師の存在も大きいです。

医師・看護師がいるデイケアでは、医療行為を行うことができます。

この医師が主治医となって指示したリハビリ計画に基づいて、利用者の方一人一人に対して専門的なリハビリが行われているのです。

ちなみに、リハビリテーションとは直訳すれば

再び適した状態に戻す

という意味の単語です。
つまり、脳梗塞などにより機能の低下した体を、リハビリを通じて元の生活が送れる状態にまで回復させることを目的とした行為を指します。

分かりやすいリハビリといえば

  • おもりを使った歩行訓練による筋力強化
  • マシンを使ったトレーニング
  • 階段の上り下り

等がこれに当たります。

リハビリの有無

既に書いていますが、デイサービスはリハビリを受けることができません。
あくまで通所介護施設となりますので、受けられるサービスは食事花序をはじめとした介護サービス、及び機能訓練までです。

ここでいう機能訓練とは、脳トレやレクリエーションなど認知機能や身体機能に関する維持を主な目的としたものです。

専門職のいないデイサービスでは、リハビリを望んで設けることはできないので、リハビリを望んでいる方は注意してください。
リハビリを受けられるのは、医師・そしてリハビリ専門職のいるデイケアです。

料金の違い

続いては、施設を利用する方にとって最も気になるポイント、料金です。

やはり、医療サービスやリハビリを受けれるということでデイケアのほうが料金は少し高めに設定されています。
とはいえ、そんなに大きな違いはありません。

一度に利用に換算すると、デイサービスよりも100円~200円程度高いといったところです。
料金を気にしてリハビリを受けられなくなるといったことは、あまりないかと思います。

また、利用者の方の介護度や、施設ごとに料金が異なるので、あくまでこの料金体制は目安です。
ですので、実際に利用を考えている方はその施設に連絡をして聞いてみるのが一番いいかと思います。

デイケア・デイサービスを使う裏技

最後に意外と気づかない方が多いみたいなので、裏技を一つご紹介します。

デイケアとデイサービスは・・・一緒に利用できるんです!!
まあ、!とつけるほどの裏技でもないのですが(^^;)

そのため、
デイサービスで週三回、日常生活の支援や、家族がいない時間の生活のサポートをしてもらう。

週に一回、デイケアにてリハビリを受けさせてもらう

という組み合わせも可能です。

施設の都合もあり、どうしても毎日同じサービスを受けられない時がありますが、この裏技を知っていれば、どちらかが駄目でももう片方がある、という心の余裕を持つことが出来ます。

目的に合った利用を

いかがだったでしょうか?
今回は、デイケア・デイサービスの違いについて紹介しました。

お住いの近くのデイケア・デイサービス利用に悩んでいる方は、是非一度地域包括支援センターや、在宅生活支援を行っている施設のケアマネジャーさんに相談してみてください。

ケアマネジャーは、地域の施設の情報に非常に精通しています。
料金体系などはもとより、利用を希望する方の特徴に合った施設を紹介してくれるはずです。

電話相談も可能ですので、お気軽に相談してもらえればと思います。

施設の利用は、高齢者の方の生活の質に大きく作用します。
その方のニーズに合った施設サービスを利用していれば、それだけで生活はよりよいものになります。

しかし、逆もまたしかりです・・・

おひとりで悩まず、家族をはじめ、ケアマネージャー、施設職員らともしっかりと相談し、一番適したサービスを利用してもらえればなと思います。

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