この記事では、高齢者施設で人気の7月と七夕に関する歌を紹介しています。7月ということで、夏の歌、花火の歌、七夕の歌などを中心に選ばせてもらっています。歌レクとしてはもちろん、七夕行事などの際にはぜひ音楽として使用してもらえればと思います。

7月は花火!

今回紹介するのは7月にオススメの歌です。
どの曲も聞くだけで夏を思い起こさせるような歌になっています。

七夕関連の歌も紹介していますので、季節のレクリエーションの際などにも活用していただけるかと思います。

7月のキーワード

皆さんは、7月といえば何が思い浮かびますか?

  • 七夕

私にとって7月といえばこういった言葉やイメージが浮かんできます。
そこで今回は、この3つの言葉をキーワードにして7月の歌を探してきました。

季節の歌を探していくうえで、何をキーワードにして考えるのかは非常に重要なポイントです。

というのも、なんとなく集めた曲ではあまり季節感を感じることができなかったり、高齢者の方の時代背景にあった歌を見つけることが難しくなってしまうからです。

高齢者の方たちの若いときの歌は、当然ですが今とは傾向が違います。

  • どんな歌が好みだったのか
  • 当時の夏にはどんな歌が流行ったのか
  • 昔の夏といえば何があったのか

こういった時代背景を踏まえることは非常に重要です。
そして、それと並行して大事なのはやはり

行事

です。
7月の場合は七夕がこれに当たります。

高齢者の方たちは季節行事を本当に大事にしていますし、大切に思っています。

普段レクリエーションに参加されない方であっても七夕の短冊書きや節分の豆まきのみ参加されるという方が皆さんの施設にもいるかもしれません。

それだけ高齢者の方たちにとって季節の行事というものは大切な位置づけにあるのです。
その気持ちを尊重するためにも、毎月の季節の歌には必ず行事と関連した歌を入れてもらえればと思います。

7月の歌7曲

それでは、さっそく紹介していきます。
今回紹介する歌は全部で7曲です。

どれも7月にふさわしい歌を集められたのではないかと思っています。
七夕や夏、海といったキーワードで探した歌の数々、楽しみながら聞いて下さい。

たなばたさま

まずはこの曲。
七夕の定番中の定番といったところでしょうか。

街中を歩いていても、七夕時期にはこの歌が町のいたるところで流れていますよね。

昭和16年3月に発行された『うたのほん 下』に掲載された掲載となっています。
今から70年以上昔の歌なのですが、今の小さい子供でも知っているまさに日本国民に愛されている名曲と言えます。

歌レクとしてはもちろんですが、七夕行事を行う際にはバックミュージックとして活用したもらえればより季節感を味わっていただけます。

こちらもどうぞ ➡ 七夕と7月に関する豆知識クイズ

歌のタイトルからわかるように、まさに夏の歌!!ですね。

実はこの歌、1913年と今から100年以上前に発表された歌なのですが作詞者・作曲者不詳の歌なんです。
ですが、100年以上長きにわたって歌われてきた大変人気のある一曲です。

少し難しい言葉が歌詞に多く使われているこの歌ですが、高齢者の方たちはその意味も含めてすべてご存知です。
一緒に歌うのももちろんですが、高齢者の方たちに歌詞の意味を聞いてみるのもいいでしょう。

介護を受ける方たちにとって、何かを伝えること・誰かの役に立つということは非常に大事です。
この歌を通して「私は誰かの役に立っている」という気持ちを実感してもらうこともできますので、是非活用してください!

われは海の子

わ~れはう~みの子 し~らな~み~の~・・・
この歌詞を知らない人はほとんどいないかと思います。

子供たちも海の学習などで必ず歌う一曲です。
まさに老若男女みんなに親しまれている一曲と言えます。

この歌発表されたのは1910年、なんと明治時代です!
私たちが普段から何気なく聞いている歌の数々には、本当に長い歴史があるんですね。

鹿児島県鹿児島市出身の宮原晃一郎さんちいう方の詩を参考にして作られたといわれているこの曲。
その功績をたたえて、鹿児島市の祇園之洲公園にはこの歌の歌詞が書かれた石碑が建てられているそうです。

この歌をレクリエーションに用いる際には、ぜひこういった豆知識も語ってみてくださいね。

夏の思い出

タイトルだけ見ると今風の歌のようにも思えますが、1949年に発表された歌です。
『夏がく~れば 思い出す~ はるかな尾瀬~ 遠い空・・・』

この歌詞を見ると昔歌ったことを思い出すのではないでしょうか?

当時この歌がNHKにて放送されると、その穏やかな曲調と日本の原風景を思い起こさせる歌詞は瞬く間に多くの日本人の心をとらえ大ヒットしたそうです。

高齢者の方たちも、夏といえばこの一曲!!という方は多いかと思います。
ぜひ夏の日を思いながら歌ってもらえればと思います。

花火

夏の風物詩といえば、やっぱり花火ですよね!
そんな花火について歌った最初の歌ともいうべき名曲です。

発表されたのは1941年、今から70年以上も昔の戦時中の時期です。
この当時の娯楽は本当に少なく、夏祭りなどは貴重な楽しみのひと時でした。

その中でも花火は特に大人気!!
日本人なら誰でも楽しめる花火は、至福の時間を当時の人々に提供してくれていました。

この歌を歌い、そのあとは高齢者の方たちと一緒に花火に関する思い出を思う存分語り合ってもらえたらと思います🎆

花火音頭

花火に関する歌をもう一曲。
こちらは2006年にリリースされた橋幸夫さんの名曲です。

勿論高齢者の方たちにそのまま聞いてもらっても大人気なのですが・・・
私個人としては、夏祭りの時などに流してもらうのがおすすめです。

この歌、音頭というだけあって、実は振付がついているんです。
職員がこの振り付けを覚えて、夏祭りなどの機会に披露してもらえば会場が盛り上がること間違いなしです!!

7月の歌としてはもちろん、夏の出し物にも使えるとても便利な一曲です。

夏は来ぬ

最後はこの曲。
作詞した佐佐木信綱さんは歌人として名をはせた方です。

120年以上前に作られたためか、歌詞はやや昔の言葉が入り混じっていて難解なものに仕上がっています。
ですがこれほどの古い曲ということもあり、高齢者の方たちにはとてもなじみ深い一曲です。

歌を歌い終わった後には

若い頃はよく歌ったよ

この歌詞は実はこういう意味で・・・

等、多くのことを乾燥として語ってくれます。
それだけ高齢者の方たちにとって思い出深い一曲となっているようです。

終わりに

いかがだったでしょうか?
今回は高齢者施設で大人気の7月と七夕に関するオススメの歌7曲を紹介させてもらいました。

七夕に関する行事はそれだけでも十分高齢者の方たちに喜んでもらえます。
ですが、今回紹介した歌を流しながら行うことで、より七夕の雰囲気を味わいつつ楽しんでもらうことができるようになります。

不思議なもので、曲があるだけで高齢者の方たちの表情もとてもイキイキとしたものに変わるのです。

それは、ほかの行事やレクリエーションであっても同じです。
夏祭りの際などにはぜひ今日紹介した歌を流してもらえたらなと思います。

季節のレクリエーションとしても、行事のバックミュージックとしても優秀な今回紹介した7月の歌全7曲。
どんどん活用していってもらえたらなと思います。

最後に、高齢者施設でおすすめの季節に関する歌・クイズ・レクリエーションをまとめた記事を紹介させてもらいます。

毎月の祝日や年中行事にあったレクリエーションなどを紹介しておりますので、毎月の新しいレクを何にしようかお困りの方はぜひ覗いてみてくださいね。

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